CT検査
神戸中央市民病院にてCT検査を受けた。
1FのFの受付で、検査着を受け取り、男子更衣室で脱いだ服をロッカーに入れ、その鍵を持って、下着の上に検査着を着て靴を履いたまま、控え室で待つ、CT-3の部屋でメガネをはずし、ベッドに腰掛けて靴を脱ぎ、呼吸をすって止めての間隔を一定にしてくださいとのこと。測位してから1回スキャンで1分ぐらいで終了した。
皮膚がん手術から5年目で毎年1回はCT検査で転移の有無をチェックしている。
胸部と腹部撮影で肺と胃腸に転移していないかをチェックする。
医師の指示ではヨード造影剤使用とのことでしたが、血液検査の記録が2007年しかなく、ヨード造影剤使用基準を満たさないため、今回は使用できないとのことでした。
機械はGE横川メディカルシステム製のMDCTで16列か64列か不明。
ただし診療明細には[体躯]CT撮影(16列以上マルチスライス型機器)電子画像管理加算(コンピューター断層診断料)1020と記載されている。
何μSv浴びるのかとの質問に390mGyとのこと。???
神戸中央市民病院
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当院では16列 2台、64列1台の3台のMDCTで検査を行っております。
MDCT(マルチディテクタCT)では最低0.625mmと言う非常に細かいデータを短時間に収集し、解析を行います。
MDCT(マルチディテクタCT)では最低0.625mmと言う非常に細かいデータを短時間に収集し、解析を行います。
検査時間が短縮されるだけではなく、コロナル(冠状断)やサジタル(矢状断)、など任意の断面が今までの横断像と全く変わらない解像力で観察することができます。
造影剤を使用することにより血管の3次元画像を再構成し観察することも可能です。
脳血管や全身血管の動脈瘤、動脈解離、狭窄など、今までは、カテーテルを用いた血管造影検査でしか得られなかった情報を得ることができます。
MDCTによる心臓の撮影
従来のCTでは、動きが速く、息止めのように動きを止めることもできない心臓は適応外となっていましたが、MDCTではその心臓の撮影も可能になりました。
心電図と同期させ、腕の静脈から造影剤を注入し冠状動脈の描出をも可能としています。
従来はカテーテル検査でしか得られなかった冠状動脈の狭窄の診断がCTで可能になっています。
いずれの場合も、血管造影よりはるかに侵襲性が少なく短時間で患者さんの負担を少なくして情報が得られます。
グレイとシーベルトの単位について理解できなかったのでwebで調査する。
放射線医学総合研究所 http://www.nirs.go.jp
表1 各放射線診療の診断参考レベルと実際の被ばく線量
検査の種類 | 診断参考レベル | 実際の被ばく線量 | |||
IAEAガイダンスレベル | 日本放射線技師会 ガイドライン | 線量の種類 | 線量 | 線量の種類 | |
胸部撮影 | 0.4mGy | 0.3mGy | 入射表面線量 | 0.06mSv | 実効線量 |
上部消化管検査 | 直接100mGy 間接50mGy | 入射表面線量 | 3mSv程度 | 実効線量 | |
乳房撮影 | 3mGy | 2mGy | 乳腺線量 | 2mGy程度 | 乳腺線量 |
透視 | 通常25mGy/分 (高レベル100mGy/分) | 透視線量率 25mGy/分 | 入射表面線量率 | 手技により異なる | |
歯科撮影 | なし | なし | 2-10μSv程度 | 実効線量 | |
CT撮影 | 頭部50mGy 腹部25mGy | 頭部65mGy 腹部25mGy | CT線量指標 | 5-30mSv程度 | 実効線量 |
核医学検査 | 放射性医薬品ごとの値 | 放射性医薬品ごとの値 | 投与放射能 | 0.5-15mSv程度 | 実効線量 |
PET検査 | 放射性医薬品ごとの値 | 放射性医薬品ごとの値 | 投与放射能 | 2-20mSv程度 | 実効線量 |
これによるとCT撮影では、腹部で実際の被ばく線量は5-30mSvらしい。CT撮影1回スキャンの実行線量は6.9mSv。
放射線の量に対する単位は、吸収線量のグレイGyと線量当量のシーベルトSvがある。
ここでSv = 修正係数 × Gyで
修正係数として放射線荷重係数が使用される。放射線荷重係数は、放射線の種類によって値が異なり、X線、ガンマ線、ベータ線は 1、 である。よってCT撮影は修正係数=1として
放射線技師が回答した390mgyor390μGyとは何Svなのかますますわからなくなってきた。
1*390mGy=390mSvで多すぎる。
1*390μGy=0.3mSvでかなりすくない。
人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(2.4mSv:1シーベルトの1000分の1×2.4)の自然放射線に常にさらされています。
胸部正面X線一般撮影 0.3mGy
例えば、胸部X線集団検診は1回あたり0.05ミリシーベルト程度、胸部X線CTスキャンは1回あたり6.9ミリシーベルト程度です。日本人が医療用放射線から受ける平均放射線量は、年間約2.3ミリシーベルトです。
ここで混乱するのですが、2つのシーベルトがあります。
一つは等価線量でこれは、同じように放射線からエネルギー(Gy)を受け取ったとしても、その影響は放射線の種類(γ線、α線、β線)で違うので、その放射線の違いまで考えた量です。
すなわち、等価線量=吸収線量(Gy)× 放射線荷重係数(γ線:1、α線:20 など)です。
これの単位はSy(シーベルト)です。
もう一つは、実効線量です。これは、同じ等価線量でも、生殖細胞とほとんど分裂しない骨などでは影響が違うので、それまで考慮した線量です。
すなわち、実効線量=等価線量x組織荷重係数(生殖腺:0.2、皮膚:0.01など)です。これも単位はシ-ベルトです。 放射線の種類や組織・臓器ごとの影響を全身で合計したものが実効線量(単位はシーベルト)です。
まとめると
吸収線量のGyと等価線量のSyと実効線量の二つのSyがある。
CT検査の被爆量は披検査患者の体に対する実効線量を計る必要がある。
しかしCT検査機器の吸収線量はわかるものとする。最初の計測スキャンで胸の体積などが
計測できるため。等価線量は吸収線量*1なので吸収線量と同値。しかし実効線量となると、肺や皮膚、生殖器、骨などの組織により組織荷重係数が異なるため計測できない。
また照射時間も30秒くらいの時間です。これを時間当たりに毎時Syに換算しているのか。
結局、CT検査首から胸下腹部までをヘリカルスキャンCTで撮影した場合どのくらいのmSvを浴びるのかわからずじまいでした。見えない放射線のことを理解するのにどうしてこんなに複雑で難しいのだろう。福島の原発事故の20mSvの意味を理解している人はどのくらいいるのだろうか。
CT撮影1回スキャンの実行線量は6.9mSv。と記載されている。
これはガンの転移発見のメリットと被爆のデメリットを考えた場合、明らかに
検査の方が優位に立つため。
一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に勧告を出しており、その中で、 一般の人に対する放射線量の指標を3つの範囲で設定しています。緊急時は20~100ミリシーベルト、 緊急事故後の復旧時は年間1~20ミリシーベルト、平常時は年間1ミリシーベルト以下としています。国の原子力安全委員会においても、この勧告を踏まえた考え方を示しています。
参考数値(東京電力ホームページより)
福島第一原子力発電所の放射線量
2011/3/11 正門 0.05μSv/h
2011/3/12,15:36 #1水素爆発 MP-4 15:29 1.01μSv/h
MP-4 385 μSv/h
2011/3/13,13:52 MP-4 13:52 1557 μSv/h
2011/3/14,11:01 #3水素爆発 MP-4 11:02 259 μSv/h
2011/3/15,06:00 #2異音,
#4プール付近異音
正門,06:50 503μSv/h
正門,08:31 8217μSv/h= 8.2mSv
正門,09:00 11930μSv/h =11.9mSv
正門,23:30 8800μSv/h= 8.8mSv
2012/3/17,約一年後 事務本館南 250μSv/h
その他のMP 50μSv/h
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