2010年5月31日月曜日

Google SketchUp 7・木工・継手をを3Dで作成してみる。

TIME:2010/05/31.18:00.
PLAN:書斎、Google SketchUp 7、3D-CAD、木工の継ぎ手作成。
PLACE:木工の継ぎ手を3Dで作成する。
1.目的:インテリアのデザインで必要な空間認識を養うために、3DデザインソフトのGoogle SketchUp 7を使って継ぎ手を作成してみる。竹中工務店の木工博物館にあった、木工継ぎ手の模型を3Dで作成してみる。
竹中大工道具博物館
http://kobe-mari.maxs.jp/kobe/takenaka.htm
ビデオライブラリーに「木を組む」5作品がある。
F1  腰掛大蟻継と研ぎ  5分
F2  腰掛鎌継  6分
F3  金輪継  5分
F4  台持継  6分
F5  京呂組  7分

2.家具の継手と仕口
継手:木材を長手方向に継ぎ足すこと。
はぎ手(矧手):板材などを横手方向に継ぎ足すこと。
仕口:木材を角度を持たせて継ぐ。
組手:箱を作るときのように板材を角度を持たせて継ぐ。

継手:スカーフジョイント、フィンガージョイント。

はぎ手(矧手)
(1)平矧ぎ(ひらはぎ)芋矧ぎ(いもはぎ)
一番多く見かけるもので、手間のかからない矧ぎ方である。
しかし、接着面が少ないという弱点があるため、材料によっては補強のため、太柄(だぼ)や合い釘などを入れることもある。
(2)実矧ぎ(さねはぎ)本実矧ぎ(ほんざねはぎ)とも呼ばれ、矧ぎ面を凸と凹に欠き取って接合する矧ぎ方である。
ここでいう実とは、凸の出っ張りの部分のことをいう。この凸凹を蟻型にしたものを蟻実矧ぎという。
(3)雇実矧ぎ(やといざねはぎ)
入れ実矧ぎ(いれさねはぎ)とも呼ばれる。矧ぎ面の両方とも凹と凹にして、別の実(さね)と呼ぶ薄い板を入れ込み接合する矧ぎ方である。
この矧ぎ方がもっとも精密にでき、しかも強固であると言われており、接合部も目立たない。
(4)相欠き矧ぎ(あいがきはぎ)
違い矧ぎとも呼ばれ、矧ぎ面の厚さを互いに上下を半分ずつ欠き取り、重ね合わせて接合する矧ぎ方である。
(5)だぼはぎ

仕口
かね継ぎ


留継ぎ
(1)蟻形筋交留接ぎ
留めの接合部に蟻形の桟を、接合面に直角に入れたもの。
また留めの端部を掘り込んで、三角形の平板を埋め込んだものは、筋交い留め接ぎと呼ばれる。
(2)千切留接ぎ
留めの接合部に、鼓形の千切り(ちきり)をはめ込んで、接合度を大きくしたもの。
千切りは、織り機の部品の一つで中央部がくびれた棒状のもので、鼓形だけでなくヒョウタン形のものなどが用いられる。
(3)挽込み留接ぎ
留めの端部を挽き込み、薄板を差し込んで接合を確実にしたもの。
外隅からでなく内隅から雇い核を差し込んだものは、雇い核留め接ぎと呼ばれる。
(4)留形隠し三枚接ぎ
留めの接合部の内隅に、切欠きと嵌め込みにより接合度を高めたもの。

相欠き接ぎ
(1)相欠き接ぎ
上端、下端を均等に相欠きし、掛け合わせたもの。
T字形の相欠きは平掛け相欠き接ぎと呼ばれる。
(2)留形相欠き接ぎ
相欠きの上端を留めにしたもので、表側から見ると留め接ぎになっている。
(3)蟻形相欠き接ぎ
平掛け相欠き接ぎの上端を蟻ほぞにして嵌め込んだもので、その分接合は確実なものになっている。
片側だけを蟻形にした片蟻形相欠き接ぎというものもある。
(4)たすき掛け相欠き接ぎ
上端と下端をたすき欠きにした、細工が細かい相欠き接ぎである。

ほぞ接ぎ
(1)片胴付き平ほぞ接ぎ
片胴付き平ほぞを差し込んだ、接合で厚さの違う部材を組み合わせるのに都合がよい、シンプルな接合である。
(2)二枚ほぞ接ぎ
二枚の平ほぞとほぞ穴による接合で、接合度も大きい。
(3)楔締めほぞ接ぎ
胴付きからほぞ穴が先に行くにしたがって、ややひらくようにして、通されたほぞ先の挽き込みに楔を打ち込んで、接合部を強固にしたもの。

組手
組継ぎには、二枚組継ぎ、五枚組継ぎ、刻み組継ぎ、蟻組継ぎ、包み蟻組継ぎ、隠し蟻組継ぎ、留め形隠し蟻組継ぎの順で高度となる。
(1)二枚組接ぎ
上端と下端を均等に切り欠き打ち付ける組接ぎ。
(2)三枚組接ぎ
板幅を三等分した組接ぎで、さらに板幅が大きいと、五枚組接ぎなど組む枚数を増やした組接ぎが用いられる。
(3)石畳組接ぎ
さらに枚数の多い組接ぎは、石畳組接ぎと呼ばれる。
(4)蟻組接ぎ (Dovetail joint)
組み口を蟻形にしたもので、当然ながら三枚以上の組接ぎからあり、蟻形三枚組接ぎ、蟻形五枚組接ぎ、、蟻形七枚組接ぎなどがある。
(5)だぼ立て追入れ接ぎ
平板の欠き溝に、組み合う板を差し込み、さらに追入れの木口にだぼを付け接合度を大きくしたもの。
(6)蟻形追入れ接ぎ(A sliding dovetail joint)
追入れ接ぎの溝と、追入れする木口を蟻形にした組接ぎで、だぼと違って上から落とし込むことができるので、中つなぎ材の接合などに使われる。

墨入れ
大工の世界で使われている尺杖(しゃくづえ)と同様な役割を果たすものを、家具の世界では盛付け棒や尺棒と呼んでいる。
盛付け棒には、ねじれや曲がりのない材を選ぶようにする。
盛付け棒の端部の四面に、高さ、奥行き、間口、仕口などの文字を書く。

2.SketchUPでエスキースに基づいて3Dでモデルを作成する。彩色する。



















































2010年5月5日水曜日

IC1次試験・技術編・過去問題・チェックメモ


TIME:2010/05/05,10:00-12:00.
PLAN:資格試験、インテリアコーディネーター、1次試験、技術編、過去問題集間違いやすい語句。
PLACE:インテリアディネーター一次試験過去問題集2010年度、ハウジングエージェンシー。

目的:ICの1次試験の過去問題集の間違ったところのまとめ。

1.インテリアの歴史
木割:安土・桃山時代
床の間:書院造の押板床、畳床は禅宗の座具・寝具。

禅宗:中国宗代->鎌倉時代、寺院建築、書院造。
銀閣寺:慈照寺東求堂、東山殿東求堂、足利義政の山荘。
数奇屋造の天下の三名棚:桂離宮の桂棚、修学院離宮の霞棚、醍醐寺三宝院奥しん殿の醍醐棚。

権現造:神社本殿形式、日光東照宮本殿
壁代:寝殿造、一種のカーテン。

スカイハウス:菊竹清訓(きくたけきよのり)「斉藤助教授の家」:清家清
池辺 陽:建築設計方法論の研究家、立体最小限住宅
増沢 洵(ますざわまこと):自邸「最小限住宅」
坂倉 準三:ル・コルビジェの事務所に勤務、「神奈川県立近代美術館」

無双窓:無双連子窓。
火灯窓(かとうまど):禅寺にみられる。
荒間障子:明かり障子、縦組子三本、横組子五本が入った障子。

コンドル:「鹿鳴館」
辰野金吾:「東京駅」コンドルの弟子。

下地窓:数寄屋造や茶室の窓
帳台構(ちょうだいかまえ):武者隠し、書院造りの付書院の向に設置された扉状の装飾。
帳台構 (二条城)
 上段の脇に取り付けられた
 別名「武者隠し」と呼ばれていたが、非常に重い扉のため簡単には開けられないことから「塗篭」が装飾化されたものと考えられている


クリスモス(古代ギリシャの婦人用椅子)->ゴシック様式->サヴォナローラ
バロック様式->ロココ様式->アンピール様式
シェーカー->トーネット->アールヌーヴォー
クリーネ->エリザベス様式->チッペンデール

サヴォア邸:ル・コルビュジェ、「住宅は住むための機械である」、「建築5原則」、ピロティ、屋上庭園。マルセイユのユニテ・ダビタシオン、集合住宅。

カウフマン邸:フランク・ロイド・ライト、「建築は有機的でなければならない」、アメリカペンシルバニア州「落水荘」

シュレーダー邸:オランダのユトレヒト、ヘリット・トーマス・リートフェルト、デ・スティル派、シンプルな形態。赤・青・黄の抽象画。

ルネッサンス様式:カクトワール(おしゃべり)フランスの女性用椅子、ダンテスカ(ダンテが愛用)X脚の折りたたみ椅子。

ロココ様式(ベルサイユ宮殿の庭園に作られた貝殻や岩石で作られた築山をロカイユとよんだことから):ガブリオールレッグ、チッペンデール。

オットーワグナー、オーストリアの建築家、「建築は必要によってのみ支配される」、建築合理主義、ゼツェッション運動。

ウイリアム・モリス:19世紀イギリス、ビクトリア様式、手工業、アーツ・アンド・クラフツ運動。

ジョージ・アン様式:18世紀中期から後半、ネオクラシシズムの影響を受けたイギリスの家具様式。

ギリシャ建築のオーダー:ドリス(方形の板)、イオニア(渦巻き)、コリント(アカンサスの葉)

アール・ヌーボー:エミール・ガレのスタンド、オルタのタッセル邸、ギマールの地下鉄入口、スペインのガウディ、イギリスのマッキントッシュ。

2.インテリア計画
ささら桁【ササラゲタ】踏板を両側から挟む鋼板。
ささら桁階段:階段の踏み板を取り付けるためのささら形に加工した桁の構造を持つ階段。

デスクチェアの背面余裕寸法は500
登記面積:壁の中心線、ただし区分所有のマンションなどでは壁心ではなく内法。
CD,DVDの棚の高さは、125+20,DVDトールケースは210
アップライトピアノの幅はW1500*D600*H1250
人の動作域は水平作業域のうち最大作業域500と通常作業域400
対人距離は密接距離450,個体距離1200,社会距離3700,公衆距離7600
内装制限:下がり天井500
キャビネットウォールの床からの高さ1300以上
洗面台の後ろ余裕距離550
歩行用手すり700-900、階段手すり850、バルコニー手すり1100
コレクティブハウス:共同居住型の集合住宅。
テラスハウス:各戸ごとに庭が付いている。
メゾネット:1住居の中に内部階段があり2フロア。
ダブルカーテンボックスの幅150
ユニットプラン
基準階
アティク
界壁

ベランダ:外に張り出した縁のことで、屋根のあるもの。雨でも洗濯物が干せます。

バルコニー:室外に張り出した屋根のない手すり付きの台。ほとんどが下の階の屋根の上の部分にあたります。

ルーフバルコニー:下の階の屋根を上階の庭として使うもの。バルコニーの広いもの。

テラス:建物の一階から突き出して作ってある床のこと。リビングやダイニングから、庭などに直接出られるようにした屋根のない屋スペースのことです。
石やコンクリートなどを床と同じ高さに張り出すように設置します。

ピロティー:建築用語では2階以上の建物において地上部分が柱(構造体)を残して外部空間とした建築形式、またはその構造体を指す。まれにその地上部分の構造体のみの空間自体を指すこともある。フランス語で「杭」の意味。

3.環境工学
自然換気:
風力、開口部の面積、圧力差の平方根に比例。
温度差、開口部の面積、給気口と排気口の高さの平方根と、温度差の平方根に比例。
必要換気量:30m3/h・一人当たり
第二種換気方式:手術室、正圧。

テクスチャーの硬柔感はひずみ量であらわされる。
明度・彩度・色相
エネルギー消費、給湯30%,冷暖房24%,キッチン9%
作用温度、効果温度(OT):気温と放射温度の平均から求められる。
PMV:予測平均温冷感申告、PMV:Predicted Mean Vote)とは、人間が感じる温冷感の指標である。これは、ファンガーが提唱した人の暑さ寒さの感覚を指標化した温熱指標のひとつで、近年、建築物の空調の制御指標をして空調システムに採用され始めています。
PMVは、暑くも寒くもない(熱的中立)状態で、大多数の人が感じる温冷感の平均の数値を理論的に予測したもので、「+3(暑い」、から「-3(寒い)」までの数値で表します。ISOではPMVの快適範囲を-0.5~+0.5と推奨しています。
次世代省エネルギー基準:断熱、日射遮蔽、気密、冷暖房負荷などの設定基準。地域の気候条件に基づいて区分され定められている。
ビル管理法:CO2濃度は1000ppm以下。CO濃度は10ppm以下。浮遊煤塵は0.15mg/m3以下。
ホルムアルデヒドの許容濃度は0.1mg/m3,0.08ppm以下。

透過音:遮音性能は入射音/透過音=100/1=100これをdb表示すると10倍で+10dbなので100=10の二乗なので+10+10=+20dbとなる。

4.構造と施工
小屋組、和小屋、小屋梁の上に束を立て、その上に母屋、垂木を設ける。
洋小屋、どちらも頂部に棟木が通る。
ツーバイフォー、鋸ひき乾燥後は38*89に断面細る。接合は針。プラットホームと呼ばれる2階の床を完成させた後に2階の壁を建てていく。
鉄骨は不燃材であるが、火災時に500度C以上になると強度が半減する。
RC造に比べて鉄骨造のほうが一般には剛性が小さいため地震には水平力の揺れが大きくなる。
木造階段、側桁階段、中桁階段、ささら桁階段。
木造軸組構造では、山形プレート、筋交いプレート、羽子板ボルトなどの金物が用いられる。
木造天井工事では、下地工事で野縁受けが使われる。
根がらみ貫
木造の基礎は、布基礎とべた基礎が一般的。
ガラリ戸:ルーバー状に板を取り付け通風、鎧戸ともいう。
舞良戸:まらいど:細い桟を一定の間隔で平行に取り付けた板戸。
在来工法の床下地は、必ず根太上で継ぐ。
コンクリートブロックの目地:覆輪目地:引込目地で表面が円弧状。
唐草瓦:軒瓦の一種で瓦頭に唐草模様がある。
床の間で本床の床框は黒の漆塗りが正式。
洋風の開き戸がつく木製建具枠の仕口:留め仕口
千切り:ちぎり:厚板の接合部に取り付けるリボン状の部材。
陸墨:りくずみ:高さ方向の基準線として壁面に引く水平の墨
働き幅:継ぎ手加工されている建材の仕上げて表れる部分の幅寸法。
プラスターボード:石膏ボードのこと、突付け、テーパーボードは下地ジョイント処理のパテを載せやすくするため。
ドリフトピン:鉄骨組立ての、部材接合部の穴を一致させるために用いるテーパー状のピン、整孔リベット栓ともいう。
見切り縁:仕上材が区切られるところを見切りといい、そこを収める細い部材の事を見切り縁。

5.表現技法
製図の給排水設備図の--|--|--は給湯配管
平行投影法-直角投影法-正投影法-第3角法、第1角法
                     |-軸測投影法-等角投影法(アイソメトリック)、不等角投影法(アクソノメトリック)
     |-斜投影法(カバリエ図、キャビネット図)
断熱材の表示記号
破談線
額縁
踏込み床
吊り束

6.色彩と造形
エコマークの色、ライトブルー

歌舞伎の舞台で使われる三色の引幕を定式幕
歌舞伎座で使用されている定式幕は、左から「黒」「柿色」「萌葱(もえぎ=濃い緑色)」となっています。ちなみに国立劇場では「黒」「萌葱」「柿色」の並び※、また中村座の「黒」「白」「柿色」は、平成中村座公演や中村勘三郎襲名披露興行で使用され、こちらもおなじみとなってきました。
写真は歌舞伎座の定式幕と国立劇場の定式幕。

日本色研配色体系(PCCS)配色コーディネートのためのシステム

マンセル表色系
HV/Cで表示、hue・value/chroma、色相明度/彩度、5R 4/14

色彩計画、基調色(ベースカラー)、配合色(アソートカラー)、強調色(アクセントカラー)
フラクタル:幾何学の概念。図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいう。シェルピンスキーのギャスケット、メンガーのスポンジ。

矛盾図形:ペンローズの三角形

多義図形:マッハの本、シュレーダーの階段

錯視図形:ルビンの壷

ギリシャ神殿:オーダーは柱の構成体系、基部の直径を1モデュルス、この単位でモジュラーコーディネーションしている。
黄金比:フィボナッチ数列:b:a=a:(a+b)となる比、b:a=1:1.618となる
模様:直線のみ、籠目
   三角形のみ、鱗形、麻の葉
   円弧のみ、七宝、青海波
   ジグザグ直線、松皮菱、雷文、まんじつなぎ

7.建築関連法規
木造住宅の内装制限、火を使う部屋は壁と天井を、準不燃材料で仕上げる。
在来工法の木造住宅で外壁モルタル塗り仕上げは、防火構造に当たる。
耐火構造:鉄筋コンクリート造、レンガ造。
準耐火構造:
防火構造:建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するために外壁又は軒裏に必要とされる防火性能を有する鉄網モルタル塗、しっくい塗等の構造のことで、国土交通大臣が定めたもの又は国土交通大臣の認定を受けたものをいいます。

不燃性能に関して政令で定める技術的水準に適合する建築材料には、
不燃材料:加熱開始後20分間は、燃焼しないことが必要である。
         コンクリート、レンガ、鉄鋼、ガラス、モルタル、漆喰
準不燃材料:通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間は、燃焼しないことが必要である。木毛セメント板15mm厚以上、石膏ボード9mm厚以上。
難燃材料:加熱開始後5分間は、燃焼しないことが必要である。石膏ボード7mm厚以上、難燃合板5.5mm以上。
住宅の天井の高さ:2100mm以上。
住宅性能表示

8.住宅設備
終日日射量:
Sトラップ:サイホン式トラップで一度に大量の水を流すと封水まで排水する現象のことを自己サイホン現象。自己サイフォン現象 : 洗面器などの大量に水をためて使用する器具で、器具・トラップ・排水管が連続したサイフォンとして働き、内部の水が排水されることがある。
毛管現象 : 内部に繊維状の物体が垂れ下がると、毛細管現象により内部の水が排水される。浴室の床用の排水孔では皮脂や石鹸等がトラップ内にこびりつきやすく、また目が行き届きにくい場所であるために毛髪が汚れに絡みついても気付かずに毛管現象により破封することがある。
水封部は排水そのものによって常に洗浄される(自己洗浄作用)点が大きな長所である。短所としては、Sトラップは自己サイフォン現象や毛細管現象(説明は下記)が発生しやすいこと、Uトラップは底部に沈殿物が溜まりやすいこと、管トラップそのものが他の器具トラップと比べて破封しやすいことなどが挙げられる。

9.材料
集成材:化粧用集成材、表面に薄い突き板(希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く(0.2mm~0.6mm[1])スライスしたもの。また、それをベースとなる合板に張り付けたもの。)
    構造用集成材
石膏ラスボード:ラスボードとは、塗壁の下地に使用される孔あき石膏ボードのことである。左官材の付着をよくするために孔があけられている。施工性、耐火性、遮音性に優れている。また吸湿性がよく外壁下地には用いられない。
小幅板:小幅板とは・・・厚さが3cm未満で、幅が12cm未満のものを「小幅板」という。主に木造住宅の、「貫」(真壁において柱と柱を連結する横材のこと)や、「長押」(なげし=鴨居の上などに化粧用として取り付けられる横木のこと)などに用いられる。
レディミクストコンクリート:(ready-mixed concrete) は、製造法によるコンクリートの種類で、工場で練り混ぜをしてから打設現場に運送するコンクリートである。
コンクリートのかぶり厚さ:コンクリートの表面から最も近い帯筋やあばら筋の外側までの距離。現在の建築基準法では、耐力壁や柱、梁のかぶり厚さは40mm以上、スラブは30mm以上と規定されています。

2010年5月2日日曜日

Google SketchUp 7・Le Corbusier・Cap MartinのCarabin休暇小屋を3Dで作成してみる。

TIME:2010/05/02.18:00.
PLAN:書斎、PC、XP,CAD、Google SketchUp 7、3D-CAD、小屋の設計図。
PLACE:lenovo X60、XP用CAD作成ソフト、フリーソフト。
1.目的:インテリアのデザインで必要な空間認識を養うために、3DデザインソフトのGoogle SketchUp 7を使ってデザイナーズハウス、平屋を作成してみる。

2.課題
2-1.ル・コルビジェの「休暇小屋」を2Dで作成する。JW-CADで平面図を作成する。
寸法
平面は正方形の(3660+700)x3660・天井高さ2260
作図手順
1.A3,1/50,グリッド 910*910
2.組立基準線を一点鎖線で色青色、レイヤー0で記入。
3.外壁厚=120,四角柱=120*120,室内壁厚=100
JW-CADで平面図を作成した。












2-2.ル・コルビジェの「休暇小屋」を3Dで作成する。Google SketchUp 7で立体を作成する。
2Dでは立体的な配置がわかりにくいので、3Dで窓・ドアー・家具を配置してみるとよくわかる。ただモデルを作成するのは疲れる。











































また、カメラ位置/ピボットの機能で椅子に座った位置(目の高さ位置は1200mmmと設定した)やベットに座った位置からの室内や窓の様子がわかる。






















2-3.Google SketchUp 7の建築ギャラリーで存在するかチェックする。
3.オリジナルの「休暇小屋」に風呂・キッチンユニットを追加する。

4.参考になるWEB
dxb-Arch-LIFE : ドバイ-建築-生活
http://blogs.yahoo.co.jp/poppin_96/folder/1566417.html?m=lc&p=6
細い入口、正面の壁にキノコ型コートフック8個(1,1,1.2,3フィボナッチ数列)。平行四辺形のテーブル、正方形のピクチャーウィンドウ窓に二つ折れ内窓、片側鏡、片側絵。入口から時計方向に回ってピクチャーウィンドウに目が行く。

戸建ナビ
http://www.asahi.com/ad/clients/kodatenavi/column/06.html
小屋は木の外皮を外壁として使用した一見丸太小屋風で、屋根は石綿スレートの大波板、破風板も鼻かくしも付けずただ載せてあるだけのものでした。部屋は一辺が3.66m(183cm×2)の正方形で、日本風に言えばほぼ8畳の広さのワンルーム、その中にソファーとしても使えるベッド2台とサイドテーブル、造り付けの本棚とテーブル、ワードローブ1台と箱型のスツール2脚、洗面器付きの棚が造り付けられていました。部屋の外には入口と廊下があり、廊下の突き当たりはコート掛けの付いた壁、その裏がトイレになっていました。この家には台所と浴室はなく、食事はすべて隣の「ひとで軒」という食堂を利用し、お風呂は外に作った簡単なシャワーで済ませていたということです。

室内の床には縁甲板が貼られ、壁と天井はベニヤ板で仕上げられていました。縁甲板とは厚さ15~18mm、幅8~12cmの板で側面に本実加工したものを言います。フローリングの場合は板の木口面も加工されているのに対し、縁甲板は無加工の状態です。本実(ほんざね)加工とは板の側面に溝を彫り、もう一方の板に突起を作ることによって重ね合わせる技術のことをいいます。そのため、施工したとき釘が見えず、床にぴったりと張り付いて動きません。幼児が足を投げ出して地面にぺたりと座る仕草や車が途中で故障して動かなくなってしまうこともエンコといいますが、縁甲板(えんこういた)の”えんこう”が省略されてエンコになったのだそうです。

窓は小さめでしたが、その大きさからは考えられな程の眩しい光が室内に取り込まれていました。外の光や地中海の景色を注意深くコントロールしながら取り入れる手法は日本の茶室にも通じるものがあります。何も大きな窓を設けなくても、光は室内に取り入れられ、意味ある窓は本当に明るい日差しを導いてくれるのです。壁はベニヤ板をグリット割りした格子の額縁で見切り良く納められ、1つのアクセントとして見せています。片流れ屋根の天井裏は高さに変化がつけられ、トランクや釣竿などの収納スペースとなっています。ベッドの下にも引出し式の収納があり、少しのスペースも無駄にしない工夫がなされています。コルビュジェはこの室内に最小限寸法や機能的空間のテーマを追求しました。

平面は正方形の3.66mx3.66m、天井高さ2.26mで、室内の縦横比は1:1.619(ほぼ黄金比)となっていて、これはモジュロールに即した寸法と言われています。窓の位置、家具の位置、設備の位置も全てモジュロールに即して決められていました。「モジュロール」とは建築家ル・コルビジェが、整数比、黄金比、フィボナッチ数列などの組み合わせからなる、美しい比率尺度として完成させたものです。モジュロールは人体各部の寸法にもとづいたものであり、建物の形状を整えるために考案されたものでした。コルビジェは建築の設計にこのモジュロールを多く使いました。

ところでモジュロールの基準に使われた人間の身長は183cm(6フィート)ですが、これは欧米人でもちょっと高すぎる数字のようですが、それには理由があったのです。コルビュジェはモジュロールを世界に普及させるため、インチ法とメートル法のどちらとも互換性があるようにしたかったのです。しかし平均的なフランス人の身長である175cmを基にすると換算値に端数がでて不便なため「イギリス人のりっぱな人」の身長を採用したということです。日本でも、古くから柱の寸法を基準とした木割り法があり、在来の内法高さ(敷居の上端から鴨居の下端までの距離)は1730mm(5尺7寸)が標準でしたが、体格の向上に伴い最近では1800mm(約6尺)にとられるようになって天井高、軒高寸法が高くなりつつあります。ル・コルビュジェも時代を見越した選択だったのでしょうか。

フィボナッチ数列は、「どの数字も、前の2つの数字の和になっている数列」です。1、1、2、3、5、8、13、21といった具合です。

5.2010/5/29-2010/7/11「ル・コルビュジェ展」愛媛県美術館
http://www.ehime-art.jp
9:40~18:00,1200円(1000円)

2010/6/19(土)愛媛県松山市の愛媛県美術館に見学に行きたい。
ル・コルビュジエ カップマルタンの休暇小屋とモデュロールの実証
・日  時:6/19(土) 13時~17時
・場  所:愛媛県美術館 講堂、エントランスホール
・内  容:ル・コルビュジエが展開したモデュロールをカップマルタン休暇小屋のレプリカ製作を通して実証。山名氏の指導のワークショップのもと、設計者自らそれぞれの人体尺度を見直す機会を得る。
・講  師:山名 善之(東京理科大学 工学部第二部 建築学科 准教授)
・問合先:ATELIER A+A内 武智和臣 ?089-983-1381
e-mail:takechi@atelieraa.jp
山名 善之(東京理科大学)
http://www.tus.ac.jp/fac/teacher/A15384.html

IC1次試験・販売編・過去問題・チェックメモ


TIME:2010/05/02,10:00-12:00.
PLAN:資格試験、インテリアコーディネーター、1次試験、販売編、過去問題集間違いやすい語句。
PLACE:インテリアディネーター一次試験過去問題集2010年度、ハウジングエージェンシー。

目的:ICの1次試験の過去問題集の間違ったところのまとめ。

1.住宅設備
デシカント方式除湿機:ゼオライトという吸着剤をヒーターで加熱し、空気中の水分を吸わせるタイプの除湿機。冷凍機を使わないため、低温でも使用できる。

ロータンク式大便器:強い水圧を必要としない。

元止め式給湯器:小型タイプで給湯器の水上(元側)に水栓をつける。

BF式:自然給排気式燃焼機器。
CF式:自然排気式燃焼機器。

洋式便器:使用水量が5から6Lの製品。

パッシブソーラーシステム:建築的な工夫で太陽熱の利用効率を高めるシステム。

太陽電池モジュール:単結晶シリコン>多結晶シリコン>アモルファスシリコン(電卓)。

ホームシアター:画面後ろ周辺を室内より若干暗くする。

省エネラベリング制度:家庭の消費電力量の65%、テレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、蛍光灯器具の5品目に、省エネマーク、省エネ達成率、エネルギー消費効率、目標年度の4項目を表示する。達成している製品はグリーンのマーク、未達成の製品は橙色のマーク。

2.材料
フローリングの材料の色硬い物順:カリン>チーク>桐

バーチ合板:フィンランドのカバ白木、硬質で耐久性あり美しい木目。
再生ウッド:プラボトルの廃材と木粉を混合して成形。耐水性、フローリングやルーバー。

LVL:ロータリーレース、スライサーにより切削した単板を、繊維方向を互いに平行にして積層接着したもの。フローリングや造作用。

OSB:ストランドと呼ばれる木片を方向性を持たせて配列し、熱プレスで固めた下地用ボード。エンジニアウッド。表面に短冊状の単板模様が現れている。

ラーチ材:カラマツ、針葉樹、合板は主に構造用合板、サンダー仕上げで内装材。

ランバーコア合板:心材に狂いの少ない厚板を使い、支え心材で押さえ表裏面を張った特殊合板。挽材心合板、コアーボード、家具の甲板、ドアー。

シージング石膏ボード:石膏ボートの両面のボード厚紙と石膏の芯に防水処理した、防水石膏ボート。洗面所や便所の壁紙下地。
床の遮音性能:L値はL-40、数字が小さいほど性能がよい。
システムキッチンの扉材:メラミン樹脂、ポリエステル樹脂。

タイル:小口タイル、二丁掛タイルの目地は馬踏み目地で変化をつける。

御影石:浴室の床や壁、水濡れ、石鹸などに強い。
光天井:乳白色アクリル板->ガラス繊維シート。
壁を面光源:面材にはポリカーボネート中空板、ヘルメットの材料。
畳床(わら)+畳表(イグサ)
畳縁は縁付畳とは長手方向の二辺に畳縁。片縁畳は長手方向の一辺。坊主畳は縁無し。
エポキシ樹脂塗料は耐水性、耐薬品性に優れるが、日光に弱いので金属手すりなどの仕上げには不適、あくまで下地塗料。

3.家具
収納家具の扉:フォールディングドア:
フリッパードア:開いたドアーが側面にスライド収納する。仏壇、テレビ収納。
ロールドア:サイドボート。
「ガウディ」ヴィコ・マジストレッッティ、FRPプレス加工。
「スーパーレジェーラ」ジォ・ポンティ、超軽量。
テーブルの甲板はランバーコア。
ギャッチベッド:電動リクライニング
FRP:不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を混入して強化したもの。プレス成形して椅子などに。
ピボットヒンジ:かぶせ扉用とインセット扉用の二種類ある軸吊り金物。
丁番をドアーに三つ取り付ける場合、中間の兆番は中央より上に取り付ける。

4.ファブリック
カーテンは内開きの窓には取り付けられない。
ドレーキップ:内倒しと内開きの多機能サッシ。

5.照明
ダイクロイックミラー付きハロゲンランプ:スポットライト、最も狭角配光、反射板が付いたランプ。
飲食店の温かみのある、料理の色、三波長域発光型蛍光ランプ、3200Kのランプ。電球色。
「ティチオ」スタンドライト、リチャード・ザッパー、IBM-TPのデザイン。

6.建具
東障子:
腰付障子:雨から障子を守るために下部に腰板をつけた障子。
フランス窓:ポーチやテラスに向いた開口部に、出入りができる利用開きの窓。
シーべキップ:内倒し片引き戸。
へーべシーベ:大型引き戸。会社の窓ガラス。
パラレルスライド:
ドレーキップ:内倒しと内開きの多機能サッシ。
ケースメント:縦すべり出しの開き窓。
オーニング:ハンドル操作で稼動する。多段張り出し窓。
框に小穴を突く:木部に溝を掘ること。
無目:敷居や鴨居で建具用の溝が掘られていない物。または段窓の間に納まる横材なども無目という。
ロータリーディスクタンブラーキー>ディスクタンブラーキー>ピンタンブラーキーでピッキング対策高級品順。
カム送り解錠:ギアーのカムを送ってデッドボルトを動かし解錠する手法。

7.インテリア販売
ウレタンクリア塗装のテーブル:透明で耐久性あり、熱にも強い。甲板に最適。
アキスミンスターカーペット:数十色の色糸、機械織の最高級品。
ウィルトンカーペット:色数は2-5色まで、耐久性あり。

8.消費生活関連法規
クーリングオフ制度:通信販売は適用外。
バリアフリー法:戸建住宅ではなく特定建築物に対して適用。
住宅品質確保促進法:性能表示は義務ずけではなく任意の申込みにより実施。
 住宅性能表示制度の創設、住宅に係わる紛争処理体制の整備、瑕疵担保責任の特例。

9.一般常識
デルフト:オランダのデルフトの高級陶器、青一色で絵付け。日本の伊万里焼きの影響。
カトラリー:金属食器の総称で、プレート、フィンガーボールは含まれない。
油絵キャンバスサイズ:人物F、風景P、海Mの版を使う。
メゾチント:金属凹版の技法のひとつ。
セリグラフ:シルクスクリーン。

10.インテリア計画
セパレートカーテン:カーテンが数本に分割されているスタイル。
シックハウス対策規制:内装仕上げ(壁紙)F☆☆☆☆は面積対象外。

11.環境工学

12.構造と施工