2010年4月27日火曜日

Google SketchUp 7・Le Corvusier・Caravinのスツールチェアを3Dで作成してみる。

TIME:2010/04/27.18:00.
PLAN:書斎、PC、XP,CAD、Google SketchUp 7、3D-CAD、イスの作成。
PLACE:lenovo X60、XP用CAD作成ソフト、フリーソフト。
1.目的:インテリアのデザインで必要な空間認識を養うために、3DデザインソフトのGoogle SketchUp 7を使ってデザイナーズチェアを作成してみる。

2.ル・コルビジェの「休暇小屋」の箱スツールを3Dで作成する。平面の組合せ。以下の写真の箱椅子。
Le Corbusier Cap Martin Cabrabin 休暇小屋にあるスツールチェア。


2-1.作成手順
エスキスは等角投影図(アイソメ)1/30手書きで作成する。
265*300*430,6面にもち手の穴を開ける,
組手は「蟻組継ぎ」。
組継ぎには、二枚組継ぎ、五枚組継ぎ、刻み組継ぎ、蟻組継ぎ、包み蟻組継ぎ、隠し蟻組継ぎ、留め形隠し蟻組継ぎの順で高度となる。
蟻組継ぎの男木の小口は長方形、女木の小口は台形。
男木の蟻幅=55+16.5、蟻頭=18、蟻足=16.5
蟻組継ぎは3つの蟻頭とした。この寸法割合をどのように割り出すのかわからない。角度は15度とした。

2-2.SketchUPでエスキースに基づいて3Dでモデルを作成する。彩色する。
側面の持ち手穴の向きが間違ってしまった。また蟻組継ぎの蟻頭数が実際は5つなのに3つに設計した。
蟻組継ぎ手の勾配について、木工の本によると、蟻組継ぎ手のテンプレートがあるらしく。針葉樹では1:6、広葉樹では1:8の勾配で通常は70度から85度で72度が多いらしい。設計では不明なため85度RISE0.9で書いてみた。
70度でRISEは3.6/10,
72度でRISEは3.25/10,
74度でRISEは3/10,
82度でRISEは1.6/10,
83度でRISEは1.25/10,
85度でRISEは0.9/10,

2-3.寸法
底板は300*430*17
側板-男木は231*300*17
側板-女木は231*430*17

蟻組継ぎ手は、72度でRISEは約5.5/17となるため
蟻幅=45、蟻頭=39、蟻足=28

側板-男木は
蟻足側-墨付けは11.5,28,17,28,17,28,17,28,17,28,11.5
蟻頭側-墨付けは6,39,6,39,6,39,6,39,6,39,6
で平面を作り17mmプッシュして板を作成する。

側板-女木は
蟻足側墨付けは11.5,28,17,28,17,28,17,28,17,28,11.5
蟻頭側墨付けは6,39,6,39,6,39,6,39,6,39,6
で小口にラインを作り、蟻台形5つをおのおの17mmプルして蟻型のへこみを作成する。

2-4.注意点
側板-女木を作成する場合、各頂点の水平・垂直位置が正確にプロットしないと一枚の平面が作成できない。=>墨入れはメジャー機能を使う。
また各部品ごとにコンポーネントを作成した。=>できたコンポーネントを非表示させて次のコンポーネントを作成しやすくさせる。
またいかにプル・プッシュ機能を使って平面から立体を作るかを事前によく検討しないといけない。

2-5.参考web
http://mirai-wood-archi.at.webry.info/200703/article_31.html

写真はル・コルビジェの「休暇小屋」の箱スツールをSketchUp 7で作成したところ。Rev0.初版。

蟻組継ぎを5つの蟻頭で再作成する。Rev1版。
































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