2012年5月21日月曜日

福祉用具 起居関連用具(ベッド)


2012/5/20
福祉用具 
起居関連用具
移乗関連用具
移乗関連用具(車いす/杖・歩行器)
床ずれ防止用具
入浴関連用具
食事
社会関連
コミュニケーション関連
住宅改造関連

起居関連用具(特殊寝台)
ギャッチベッド
理学療法士や福祉用具専門相談員に相談して決定すること。

電動ギャッチベッドとは、背上げ・膝上げ・高さ調整などを電動でおこなうベッドのことである。

メーカー
パラマウントベッド
http://www.paramount.co.jp/
フランスベッド
パナソニック電工
アイシン精機
ランダル
プラッツ
シーフォネンス

電動ベッドの種類
4モーターベッド  背上げ+膝上げ+高さ調整、背ボトムが左右に傾く
3モーターベッド 背上げ+膝上げ+高さ調整
2モーターベッド 膝上げ+高さ調整
1モーターベッド  背上げ
1モーターベッド  高さ調整

サイズ 幅 83,91,100,cm
     長さ 180,191,205cm



選び方
1.ベッドを導入することが生活動作全般に大きな影響を与えること、 ベッドを使うことによる危険やベッドの占める面積なども考慮し、慎重に選択する。
2.ベッド選択のポイントとして、寝心地、離床(移乗)動作、生活(介護)動作のどの要素を重視するのか、目的を明確にする。
3.寝心地は、主としてマットレスの選択に影響する。固さの好み、寝返り動作などから選択する。
4.離床動作に関係するのは次の要素である。
 1)寝返り補助にサイドレールを用いる場台は、その固定性。
 2)起き上がり補助には、サイドレールや背上げ機構。
 3)端座位を取るためには、背上げ・膝上げ連動機構は不向きである。
 4)立ち上がり補助に介助バーが必要なときは、ベッドに適合するメーカーのオプション品の有無。
5.体格、寝返り・起き上がりなどの動作に合ったベッド幅、長さなど。
6.ベッドとともに使用する、テーブル、リフト、ポータブルトイレなどと動作が干渉しないかを確認する。主として、ベッド下スペース、介助バーの位置や高さ、マットレスの柔らかさなど。
使い方 


1.ベッドの配置
ベッドは一度設置すると部屋の中での移動が困難である。左右どちらから乗り降りするか、ベッド上の介護に必要なスペースを考えて設置する。おおむねベッド側方から壁までは30~45cm程度、ヘッドボードもしくはフットボードから壁までは15cm前後、ベッドからいす移乗に関しては1m以上必要である。

2.寝返り
 1)自力での寝返り動作は、体を横にずらして、寝返る方向のスペースを確保することが必要である。サイドレールや移動用バーにつかまっておこなう場合、寝返る側の肩を軸として体を回転させるか、反対側の手でサイドレールなどをつかむようにして行うと良い。
 2)介助での寝返り動作は、肩と腰に介助者の手を当て、できるだけ同時に介助者側へ回転させるようにして寝返るようにする。

3.起き上がり
最初に両足を寝返る側の端に降ろして足の重さを利用して起き上がるか、片肘をついてから両足を降ろすと、大腿部の筋肉の緊張がゆるみ、さらに足の重さを利用して端座位をとりやすくなる。

4.背上げ
膝上げ機構を使い少し膝を上げ、その次に背上げ機構を使用するというように、交互にこれを繰り返して、少しずつ背上げ姿勢をとっていく。最終角度まで背上げを行った後で膝上げ角度を少し下げ、さらに介助で背中をベツドから起こし、背と腹部の圧迫を除去すると座位姿勢が楽になる。

5.端座位
端座位を安定させるために必要な条件として、(1)座面の高さ、(2)マットレスの硬さ、(3)支持物の有無、が挙げられる。
座面の高さは大腿部が均等にマットレスに接し、膝は90度より少し曲がり、足底部が床につく高さが適当である。マットレスは柔らかぎても硬すぎても不安定となる。

6.立ち上がり
立ち上がる時には、足を後ろに引き、体幹を前傾する姿勢をとることによって、体重が足部に移動し、立ち上がる準備状態ができる。
座位の重心位置を立位の重心位置に近づけ、下肢の筋カ低下を補うために、座面を高めに設定すると立ち上がりやすくなる。

7.移乗
移乗動作には、立位移乗、座位移乗、リフト移乗が考えられる。
 1)立位移乗.
介助による立位移乗の場合、ベッド座面をやや高めに設定し、移動用バーなどを使用して座位姿勢を安定させる。介助者は、前方もしくは側方に位置し、重心移動しやずくなるように移動用バーや移乗対象物など支持物を目安につかまらせ、足部に十分体重がかかったのを確認してから介助し立ち上がらせる。
 2)座位移乗
座位移乗には、二つの方法がある。一つはベッドの座面と移乗対象物の座面高をそろえて浅く座り、移動バーなどをつかんで臀部が浮く程度まで立ち上がり、座り直していくことで方向転換し乗り移る方法。二つ目は、スライディングボードを臀部と移乗対象物の問に敷き、移乗先に足を向け、ボードの上を滑らせる方法である。この場合は、移乗対象物側の座面高が低くなるようにベッドの高さを調節する。介助による座位移乗も、この二つの方法を介助する形で行なう。
立位・座位を問わず、移乗を安定させるベッドの要素は、高さ調整および背上げ機能、マツトレスの適度な硬さ、支持物としての移動バーが取り付けられることが挙げられる。
 3)リフト移乗
リフトの項を参照。














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