2013年2月17日日曜日

二級ボイラー技士試験でわかりにくいところ

2012/11/12
資格試験 二級ボイラー技士試験
過去問題で間違ったところを重点的に見直す。

webにて過去問題を解く。
ボイラーの構造、ボイラーの取扱、燃料および燃焼、関係法令、
4科目で40問、60%以上が合格。24問正解/40問で各科目で40%以上。
過去問題
H20年後期 10/10,07/10,10/10,10/10=37/40。
H21年前期 06/10,09/10,06/10,05/10=26/40。
H21年後期 09/10,04/10,05/10,03/10=21/40。NG
H22年前期 06/10,08/10,08/10,09/10=32/40。
H22年後期 08/10,07/10,07/10,05/10=27/40。
H23年前期 09/10,08/10,08/10,07/10=32/40。
H23年後期 07/10,07/10,08/10,06/10=28/40。
H24年前期 未実施。
H24年後期 今回受験。

H20年後期の問題で間違ったところ。
H20年後期-問13、ボイラーをたき始めるときの各種の弁、コックの開閉について、誤っているもの

1:主蒸気止め弁-----閉
2:水面計とボイラー間の連絡管の弁、コック-----開
3:胴の空気抜き弁-----閉
4:吹出し弁、吹出しコック-----閉
5:圧力計のコック-----開
->
1:正しい。主蒸気止め弁-----閉
2:正しい。水面計とボイラー間の連絡管の弁、コック-----開
3:誤り。胴の空気抜き弁-----開
4:正しい。吹出し弁、吹出しコック-----閉
5:正しい。圧力計のコック-----開


H20年後期-問16、水面測定装置の取扱いに関し、次のうち誤っているもの
1:水面計の機能試験は、たき始めに圧力がない場合は点火直前に行う。
1:誤り。水面計の機能試験は、たき始めに圧力のない場合は圧力が上がり始めたときに行う。
H20年後期-問18、補給水処理の単純軟化装置について、次のうち誤っているもの
5:樹脂が交換能力を減じた場合、一般には塩酸で負荷目的に合うイオンを吸着させ再生させる。
5:誤り。樹脂が交換能力を減じた場合、一般には食塩水でナトリウムイオンを吸着させ再生させる。

H21年後期の問題で間違ったところ。

H21年後期-問07、ボイラーの水面計
4:丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力10MPa以下のボイラーに用いられる。->
4:誤り。丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられる。

H21年後期-問12、鋼製ボイラーの吹出しについて、誤っているもの
1:吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき又は燃焼が軽く負荷が低いときに行う。
2:吹出し弁等を操作する者が水面計の水位を直接見ることができない場合は、水面計の監視者と共同で合図しながら吹出しを行う。
3:スケール及びスラッジが多量に生成するおそれがある場合は、ボイラー運転中もときどき吹出しを行う。
4:水冷壁の吹出しは、水循環をよくするためボイラー運転中に適宜行う。
5:給湯用温水ボイラーの吹出しは、酸化鉄、スラッジなどの沈殿を考慮し、ボイラー休止中に適宜行う。
->
4:誤り。水冷壁の吹出しは、運転中に行ってはならない。
H21年後期-問15、ボイラーの安全低水面のおおよその位置として、不適切なもの
2:炉筒煙管ボイラーでは、炉筒が煙管より高い場合は炉筒上面より75mm上部->
2:誤り。炉筒煙管ボイラーの安全低水面は、炉筒が煙管より高い場合は炉筒上面より100mm上部である。
H21年後期-問16、ボイラー水位がボイラーの水面計以下にあると気付いたときの措置について、誤っているもの
3:主蒸気弁を全開にし、蒸気圧力を低下させる。
3:誤り。ボイラー水位がボイラーの水面計以下にあると気付いたときは、主蒸気弁を閉じて、送気を中止する。
H21年後期-問17、ボイラーの運転作業を終了するときの一般的な操作順序
D 燃料の供給を停止する。
C 空気を送入し、炉内及び煙道の換気を行う。
A 給水を行い、圧力を下げた後、給水弁を閉じ、給水ポンプを止める。
B 蒸気弁を閉じ、ドレン弁を開く。
E ダンパを閉じる。
H21年後期-問18、ボイラー及び附属設備の安全弁の調整・試験に関し、次のうち誤っているもの
4:過熱器用の安全弁は、ボイラー本体の安全弁より後に吹き出すよう調整する。
4:誤り。過熱器用の安全弁は、ボイラー本体の安全弁より先に吹き出すよう調整する。

H21年後期-問19、設置しているボイラーの異常の有無を調べる水圧試験の方法について、誤っているもの
4:水圧試験圧力は、最高使用圧力の1.5倍の圧力により行う。
4:誤り。設置しているボイラーの異常の有無を調べる水圧試験圧力は、最高使用圧力又は常用圧力の1~1.1倍の圧力により行う。

H21年後期-問21、燃料の発熱量に関し、次のうち誤っているもの
4:高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる炭素及び炭化水素の量によって決まる。
4:誤り。高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる水素及び水分によって決まる。

H21年後期-問25、重油燃焼によるエコノマイザ又は空気予熱器の低温腐食の抑制措置として、誤っているもの
5:重油に添加剤を使用し、燃焼ガスの露点を上げる。
5:誤り。重油に添加剤を使用し、燃焼ガスの露点を下げることが、低温腐食を抑制する。

H21年後期-問26、気体燃料の燃焼の特徴について、誤っているもの
5:ガス火炎は、油火炎に比べて放射率が高く、放射伝熱量が増す。
5:誤り。ガス火炎は、油火炎に比べて放射率が低く、放射伝熱量が減る。

H21年後期-問28、「燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの[ A ]をいう。水管ボイラーの燃焼室熱負荷は、微粉炭バーナのときは[ B ]kW/m3、油・ガスバーナのときは200~1200kW/m3である。」->
「燃焼室熱負荷とは、単位時間における燃焼室の単位容積当たりの[発生熱量]をいう。水管ボイラーの燃焼室熱負荷は、微粉炭バーナのときは[150~200]kW/m3、油・ガスバーナのときは200~1200kW/m3である。」

H21年後期-問30、ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているもの
2:多翼形ファンは、高温、高圧及び大容量の風量に適する。
2:誤り。多翼形ファンは、高温、高圧及び大容量の風量のものには適さない。

H21年後期-問31、「蒸気ボイラーの[常用水位]は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、[現在水位]と比較することができるように表示すること。」

H21年後期-問32、2:正しい。ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすい物を持ち込んではならない。
H21年後期-問33、4:1週間に1回水面測定装置の機能を点検すること。->4:誤り。1日に1回以上水面測定装置の機能を点検することが、ボイラー取扱作業主任者が行わなければならない職務として定められている。
H21年後期-問36、3:自動給水調整装置は、2基の蒸気ボイラーに共通のものとすることができる。->3:誤り。自動給水調整装置は、蒸気ボイラーごとに設けなければならない。
H21年後期-問37、1:立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、管の内径側で算定する。->1:誤り。立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、管の外径側で算定する。
H21年後期-問39、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要のないもの->
1:正しい。水処理装置を変更しようとするときは、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要がない。
H21年後期-問40、ボイラー技士免許を受けた者でなければ取り扱うことができないボイラーは、法令上、次のうちどれか。->
1:伝熱面積が15m2の温水ボイラー
2:伝熱面積が25m2の気水分離器を有しない貫流ボイラー
3:伝熱面積が2.5m2の蒸気ボイラー
4:胴の内径が720mm、その長さが1200mmの蒸気ボイラー
5:最大電力設備容量60kWの電気ボイラー
1:正しい。伝熱面積が15m2の温水ボイラーは、ボイラー技士免許を受けた者でなければ取り扱うことができない。
蒸気ボイラー、胴の内径750mm以下、長さ1300mm以下
         伝熱面積3m2以下。
温水ボイラー、伝熱面積14m2以下。
貫流ボイラー、伝熱面積30m2以下。
が小規模ボイラーでボイラー技士免許は不要。
H22年後期-問03、ボイラーの送気系統装置について、誤っているもの
2:過熱器は、乾き度の高い飽和蒸気を得るため、ボイラー胴又はドラム内に設けられる装置である。
2:誤り。沸水防止管は、乾き度の高い飽和蒸気を得るため、ボイラー胴又はドラム内に設けられる装置である。
H22年後期-問04、ボイラーに使用する計測器について、誤っているもの
4:容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数の二乗に比例することを利用して計る。
4:誤り。容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用して計る。
H22年後期-問14、ボイラー水の間欠吹出しについて、誤っているもの
4:吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、ボイラー本体に近い漸開弁を先に開き、次に急開弁を開いて吹出しを行う。
4:誤り。吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、ボイラー本体に近い急開弁を先に開き、次に漸開弁を開いて吹出しを行う。
H22年後期-問15、蒸気圧力がある場合の水面計の機能試験の操作順序

1 蒸気コック及び水コックを閉じ、ドレンコックを開いてガラス管内の気水を出す。
2 水コックを開いて水だけをブローし、噴出状態を見て水コックを閉じる。
3 蒸気コックを開いて蒸気だけをブローし、噴出状態を見て蒸気コックを閉じる。
4 ドレンコックを閉じてから、蒸気コックを少しずつ開き、次いで水コックを開く。

H22年後期-問17、ボイラーにキャリオーバが発生したときの現象として、誤っているもの
3:過熱器を有するボイラーでは、過熱器内の蒸気温度や過熱度が高まる。
3:誤り。キャリオーバが発生すると、過熱器にボイラー水が入り、蒸気温度や過熱度が低下し過熱器の汚損や破損が起こることがある。
H22年後期-問21、重油中に含まれる成分等が燃焼に及ぼす影響について、誤っているもの
2:水分が多いと、バーナ管内でベーパロックを起こす。
2:誤り。重油中に水分が多いと、いきづき燃焼を起こしたり、貯蔵中にスラッジを形成する。
H22年後期-問27、固体燃料の流動層燃焼方式の特徴として、誤っているもの
2:層内に石灰石を送入することにより、ばいじん排出量を少なくできる。
2:誤り。流動層燃焼方式では、層内に石灰石を送入することにより、炉内脱硫ができる。
H22年後期-問29、ボイラーの通風について、誤っているもの
4:押込通風方式に用いられるファンは、比較的高温で体積の大きなガスを取り扱うので、大型のファンを要し、所要動力が大きい。
4:誤り。誘引通風方式に用いられるファンは、比較的高温で体積の大きなガスを取り扱うので、大型のファンを要し、所要動力が大きい。
H22年後期-問31、ボイラー(移動式及び屋外式のボイラーを除く。)を設置するボイラー室について、法令上、誤っているもの
5:ボイラー室に重油タンクを設置する場合は、原則としてボイラーの外側から1.2m以上離しておかなければならない。
5:誤り。ボイラー室に重油タンクを設置する場合は、原則としてボイラーの外側から2m以上離しておかなければならない。
H22年後期-問33、ボイラーの次の部分又は設備を変更しようとするとき、法令上、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要がないもの
2:正しい。空気予熱器を変更しようとするときは、法令上、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要がない。
H22年後期-問36、ボイラー取扱作業主任者が行わなければならない職務として、法令に規定されていない事項
4:1週間に1回、水面測定装置の機能を点検すること。
4:正しい。1日に1回以上、水面測定装置の機能を点検することが、ボイラー取扱作業主任者が行わなければならない職務として、法令に規定されている。
H22年後期-問38、二級ボイラー技士免許を受けた者をボイラー取扱作業主任者として、選任することができるボイラーは、法令上、次のうちどれか。

1:伝熱面積が50m2の鋳鉄製温水ボイラー
2:伝熱面積が40m2の炉筒煙管ボイラー
3:伝熱面積が25m2の外だき横煙管ボイラー
4:伝熱面積が200m2の貫流ボイラー
5:最大電力設備容量が600kWの電気ボイラー
->
1:誤り。伝熱面積が50m2の鋳鉄製温水ボイラーの場合、伝熱面積が25m2未満ではないので、二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者に選任することはできない。
2:誤り。伝熱面積が40m2の炉筒煙管ボイラーの場合、伝熱面積が25m2未満ではないので、二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者に選任することはできない。
3:誤り。伝熱面積が25m2の外だき横煙管ボイラーの場合、伝熱面積が25m2未満ではないので、二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者に選任することはできない。
4:正しい。伝熱面積が200m2の貫流ボイラーの場合、伝熱面積に1/10を乗じて20m2と算定されるので、二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者に選任することができる。
5:誤り。最大電力設備容量が600kWの電気ボイラーの場合、伝熱面積は最大電力設備容量に1/20を乗じて30m2と算定されるので、二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者に選任することはできない。


H22年後期-問39、最高使用圧力1.0MPaの蒸気ボイラーに取り付ける圧力計について、法令上、誤っているもの
5:目盛盤の最大指度は、1.3MPa以上3.0MPa以下の圧力を示す指度とすること。
5:誤り。圧力計の目盛盤の最大指度は、最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す指度としなければならないため、1.5MPa以上3.0MPa以下の圧力を示す指度とする。



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