2014年1月26日日曜日

自殺問題の解決手法

2014/1/25
問題解決手法
国の施策

自殺の問題
現状-分析-基本的な枠組み-実施状況

平成25年版自殺対策白書 本文(PDF形式) - 内閣府


この白書の構成
第1章 自殺の現状 特集 自殺統計の分析第2章 自殺対策の基本的な枠組みと実施状況 第1節 自殺対策基本法及び自殺総合対策大綱
 第2節 自殺総合対策大綱の見直し
 第3節 平成24年度の自殺対策の実施状況
   9つの施策
    1 自殺の実態を明らかにする取組
    2 国民一人ひとりの気づきと見守りを促す取組
    3 早期対応の中心的役割を果たす人材を養成する取組
    4 心の健康づくりを進める取組
    5 適切な精神科医療を受けられるようにする取組
    6 社会的な取組で自殺を防ぐ取組
    7 自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ取組
    8 遺された人への支援を充実する取組 
    9 民間団体との連携を強化する取組

自殺の現状
 年間32000-34000人が自殺、自殺率は24-27%、男女比は3:1
 これは交通事故死より多い。
 岩手、秋田、新潟県がワースト3、奈良、神奈川、大阪がベスト3
 60歳代、無職者が一番多い。
 原因は健康、経済、家庭、勤務の順。
 外国では、リトアニア、韓国、ロシアがワースト3、イタリア、英国、スペインがベスト3
 
健康問題が原因で自殺するのは、ガンの宣告を受けて、精神的な病によるものなのか。
精神的な病では、うつ病、アルコール依存症、統合失調症、薬物依存、パーソナリティ障害が自殺に関係する。

原因は個々単一の原因ではなく、4つ以上の原因が複合的に重なり自殺に追い込まれる。
たとえば、失業する--生活が苦しくなる--多重債務--取立てなど精神的に追い詰められる--相談・連絡先が見つからない・無視される--うつ病--再就職が困難になる--自殺。
これらの複合的な原因が重なっているケースでは、従来の縦割り行政対応では対処できない。
ハローワーク--福祉事務所--弁護士--保健所などの総合的かつ連携をとった対応が必要となる。

現在の社会が、競争社会で効率優先、効率の悪い人や失敗をした人には冷たい社会である。
バブル崩壊後は経済成長も閉塞感があり、がんばれば何とかなるといった状況でないのも確かである。
小さいころから他人との比較、世間体を気にする。
稼ぎ額・地位・名誉・資産などが評価される世の中。
他人の敷くレールを行くことをよしとしてしつけ・教育されている。
自分の本当にしたいこと、やりたいことを見つけるような教育制度になっていないことも原因であろう、皆が皆本線のレールに乗っていくことなど不可能であるのに。
現実社会では、レールから外れることのほうが多いのだが、外れるとドロップアウトした人間とみなす。外れたときにははやく元のレールに戻すようにアドバイスを受ける。本当のアドバイスなら、別の方向にもレールが無数あるということを教えたらいいのにと思うのだが、誰もが元どうりの生活に戻れるようにがんばれ叱咤激励する。
他人の敷いたレールではなく、自分自身が敷くレールもあるし、他人が敷いた別の方向のレールもあるといったいろいろな選択肢があることを本人が認識するようにカウンセリングすることは敗北者の考えそうなこととして実際行われないような気がする。
しかし自分が納得した敷いたレールでないと、真の生きがい、満足感が永遠に得られないような気がする。

心の健康を取り戻す公的健康道場

公的断食施設ー五色県民健康村健康道場




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