2010年5月2日日曜日

Google SketchUp 7・Le Corbusier・Cap MartinのCarabin休暇小屋を3Dで作成してみる。

TIME:2010/05/02.18:00.
PLAN:書斎、PC、XP,CAD、Google SketchUp 7、3D-CAD、小屋の設計図。
PLACE:lenovo X60、XP用CAD作成ソフト、フリーソフト。
1.目的:インテリアのデザインで必要な空間認識を養うために、3DデザインソフトのGoogle SketchUp 7を使ってデザイナーズハウス、平屋を作成してみる。

2.課題
2-1.ル・コルビジェの「休暇小屋」を2Dで作成する。JW-CADで平面図を作成する。
寸法
平面は正方形の(3660+700)x3660・天井高さ2260
作図手順
1.A3,1/50,グリッド 910*910
2.組立基準線を一点鎖線で色青色、レイヤー0で記入。
3.外壁厚=120,四角柱=120*120,室内壁厚=100
JW-CADで平面図を作成した。












2-2.ル・コルビジェの「休暇小屋」を3Dで作成する。Google SketchUp 7で立体を作成する。
2Dでは立体的な配置がわかりにくいので、3Dで窓・ドアー・家具を配置してみるとよくわかる。ただモデルを作成するのは疲れる。











































また、カメラ位置/ピボットの機能で椅子に座った位置(目の高さ位置は1200mmmと設定した)やベットに座った位置からの室内や窓の様子がわかる。






















2-3.Google SketchUp 7の建築ギャラリーで存在するかチェックする。
3.オリジナルの「休暇小屋」に風呂・キッチンユニットを追加する。

4.参考になるWEB
dxb-Arch-LIFE : ドバイ-建築-生活
http://blogs.yahoo.co.jp/poppin_96/folder/1566417.html?m=lc&p=6
細い入口、正面の壁にキノコ型コートフック8個(1,1,1.2,3フィボナッチ数列)。平行四辺形のテーブル、正方形のピクチャーウィンドウ窓に二つ折れ内窓、片側鏡、片側絵。入口から時計方向に回ってピクチャーウィンドウに目が行く。

戸建ナビ
http://www.asahi.com/ad/clients/kodatenavi/column/06.html
小屋は木の外皮を外壁として使用した一見丸太小屋風で、屋根は石綿スレートの大波板、破風板も鼻かくしも付けずただ載せてあるだけのものでした。部屋は一辺が3.66m(183cm×2)の正方形で、日本風に言えばほぼ8畳の広さのワンルーム、その中にソファーとしても使えるベッド2台とサイドテーブル、造り付けの本棚とテーブル、ワードローブ1台と箱型のスツール2脚、洗面器付きの棚が造り付けられていました。部屋の外には入口と廊下があり、廊下の突き当たりはコート掛けの付いた壁、その裏がトイレになっていました。この家には台所と浴室はなく、食事はすべて隣の「ひとで軒」という食堂を利用し、お風呂は外に作った簡単なシャワーで済ませていたということです。

室内の床には縁甲板が貼られ、壁と天井はベニヤ板で仕上げられていました。縁甲板とは厚さ15~18mm、幅8~12cmの板で側面に本実加工したものを言います。フローリングの場合は板の木口面も加工されているのに対し、縁甲板は無加工の状態です。本実(ほんざね)加工とは板の側面に溝を彫り、もう一方の板に突起を作ることによって重ね合わせる技術のことをいいます。そのため、施工したとき釘が見えず、床にぴったりと張り付いて動きません。幼児が足を投げ出して地面にぺたりと座る仕草や車が途中で故障して動かなくなってしまうこともエンコといいますが、縁甲板(えんこういた)の”えんこう”が省略されてエンコになったのだそうです。

窓は小さめでしたが、その大きさからは考えられな程の眩しい光が室内に取り込まれていました。外の光や地中海の景色を注意深くコントロールしながら取り入れる手法は日本の茶室にも通じるものがあります。何も大きな窓を設けなくても、光は室内に取り入れられ、意味ある窓は本当に明るい日差しを導いてくれるのです。壁はベニヤ板をグリット割りした格子の額縁で見切り良く納められ、1つのアクセントとして見せています。片流れ屋根の天井裏は高さに変化がつけられ、トランクや釣竿などの収納スペースとなっています。ベッドの下にも引出し式の収納があり、少しのスペースも無駄にしない工夫がなされています。コルビュジェはこの室内に最小限寸法や機能的空間のテーマを追求しました。

平面は正方形の3.66mx3.66m、天井高さ2.26mで、室内の縦横比は1:1.619(ほぼ黄金比)となっていて、これはモジュロールに即した寸法と言われています。窓の位置、家具の位置、設備の位置も全てモジュロールに即して決められていました。「モジュロール」とは建築家ル・コルビジェが、整数比、黄金比、フィボナッチ数列などの組み合わせからなる、美しい比率尺度として完成させたものです。モジュロールは人体各部の寸法にもとづいたものであり、建物の形状を整えるために考案されたものでした。コルビジェは建築の設計にこのモジュロールを多く使いました。

ところでモジュロールの基準に使われた人間の身長は183cm(6フィート)ですが、これは欧米人でもちょっと高すぎる数字のようですが、それには理由があったのです。コルビュジェはモジュロールを世界に普及させるため、インチ法とメートル法のどちらとも互換性があるようにしたかったのです。しかし平均的なフランス人の身長である175cmを基にすると換算値に端数がでて不便なため「イギリス人のりっぱな人」の身長を採用したということです。日本でも、古くから柱の寸法を基準とした木割り法があり、在来の内法高さ(敷居の上端から鴨居の下端までの距離)は1730mm(5尺7寸)が標準でしたが、体格の向上に伴い最近では1800mm(約6尺)にとられるようになって天井高、軒高寸法が高くなりつつあります。ル・コルビュジェも時代を見越した選択だったのでしょうか。

フィボナッチ数列は、「どの数字も、前の2つの数字の和になっている数列」です。1、1、2、3、5、8、13、21といった具合です。

5.2010/5/29-2010/7/11「ル・コルビュジェ展」愛媛県美術館
http://www.ehime-art.jp
9:40~18:00,1200円(1000円)

2010/6/19(土)愛媛県松山市の愛媛県美術館に見学に行きたい。
ル・コルビュジエ カップマルタンの休暇小屋とモデュロールの実証
・日  時:6/19(土) 13時~17時
・場  所:愛媛県美術館 講堂、エントランスホール
・内  容:ル・コルビュジエが展開したモデュロールをカップマルタン休暇小屋のレプリカ製作を通して実証。山名氏の指導のワークショップのもと、設計者自らそれぞれの人体尺度を見直す機会を得る。
・講  師:山名 善之(東京理科大学 工学部第二部 建築学科 准教授)
・問合先:ATELIER A+A内 武智和臣 ?089-983-1381
e-mail:takechi@atelieraa.jp
山名 善之(東京理科大学)
http://www.tus.ac.jp/fac/teacher/A15384.html

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