2010年5月5日水曜日

IC1次試験・技術編・過去問題・チェックメモ


TIME:2010/05/05,10:00-12:00.
PLAN:資格試験、インテリアコーディネーター、1次試験、技術編、過去問題集間違いやすい語句。
PLACE:インテリアディネーター一次試験過去問題集2010年度、ハウジングエージェンシー。

目的:ICの1次試験の過去問題集の間違ったところのまとめ。

1.インテリアの歴史
木割:安土・桃山時代
床の間:書院造の押板床、畳床は禅宗の座具・寝具。

禅宗:中国宗代->鎌倉時代、寺院建築、書院造。
銀閣寺:慈照寺東求堂、東山殿東求堂、足利義政の山荘。
数奇屋造の天下の三名棚:桂離宮の桂棚、修学院離宮の霞棚、醍醐寺三宝院奥しん殿の醍醐棚。

権現造:神社本殿形式、日光東照宮本殿
壁代:寝殿造、一種のカーテン。

スカイハウス:菊竹清訓(きくたけきよのり)「斉藤助教授の家」:清家清
池辺 陽:建築設計方法論の研究家、立体最小限住宅
増沢 洵(ますざわまこと):自邸「最小限住宅」
坂倉 準三:ル・コルビジェの事務所に勤務、「神奈川県立近代美術館」

無双窓:無双連子窓。
火灯窓(かとうまど):禅寺にみられる。
荒間障子:明かり障子、縦組子三本、横組子五本が入った障子。

コンドル:「鹿鳴館」
辰野金吾:「東京駅」コンドルの弟子。

下地窓:数寄屋造や茶室の窓
帳台構(ちょうだいかまえ):武者隠し、書院造りの付書院の向に設置された扉状の装飾。
帳台構 (二条城)
 上段の脇に取り付けられた
 別名「武者隠し」と呼ばれていたが、非常に重い扉のため簡単には開けられないことから「塗篭」が装飾化されたものと考えられている


クリスモス(古代ギリシャの婦人用椅子)->ゴシック様式->サヴォナローラ
バロック様式->ロココ様式->アンピール様式
シェーカー->トーネット->アールヌーヴォー
クリーネ->エリザベス様式->チッペンデール

サヴォア邸:ル・コルビュジェ、「住宅は住むための機械である」、「建築5原則」、ピロティ、屋上庭園。マルセイユのユニテ・ダビタシオン、集合住宅。

カウフマン邸:フランク・ロイド・ライト、「建築は有機的でなければならない」、アメリカペンシルバニア州「落水荘」

シュレーダー邸:オランダのユトレヒト、ヘリット・トーマス・リートフェルト、デ・スティル派、シンプルな形態。赤・青・黄の抽象画。

ルネッサンス様式:カクトワール(おしゃべり)フランスの女性用椅子、ダンテスカ(ダンテが愛用)X脚の折りたたみ椅子。

ロココ様式(ベルサイユ宮殿の庭園に作られた貝殻や岩石で作られた築山をロカイユとよんだことから):ガブリオールレッグ、チッペンデール。

オットーワグナー、オーストリアの建築家、「建築は必要によってのみ支配される」、建築合理主義、ゼツェッション運動。

ウイリアム・モリス:19世紀イギリス、ビクトリア様式、手工業、アーツ・アンド・クラフツ運動。

ジョージ・アン様式:18世紀中期から後半、ネオクラシシズムの影響を受けたイギリスの家具様式。

ギリシャ建築のオーダー:ドリス(方形の板)、イオニア(渦巻き)、コリント(アカンサスの葉)

アール・ヌーボー:エミール・ガレのスタンド、オルタのタッセル邸、ギマールの地下鉄入口、スペインのガウディ、イギリスのマッキントッシュ。

2.インテリア計画
ささら桁【ササラゲタ】踏板を両側から挟む鋼板。
ささら桁階段:階段の踏み板を取り付けるためのささら形に加工した桁の構造を持つ階段。

デスクチェアの背面余裕寸法は500
登記面積:壁の中心線、ただし区分所有のマンションなどでは壁心ではなく内法。
CD,DVDの棚の高さは、125+20,DVDトールケースは210
アップライトピアノの幅はW1500*D600*H1250
人の動作域は水平作業域のうち最大作業域500と通常作業域400
対人距離は密接距離450,個体距離1200,社会距離3700,公衆距離7600
内装制限:下がり天井500
キャビネットウォールの床からの高さ1300以上
洗面台の後ろ余裕距離550
歩行用手すり700-900、階段手すり850、バルコニー手すり1100
コレクティブハウス:共同居住型の集合住宅。
テラスハウス:各戸ごとに庭が付いている。
メゾネット:1住居の中に内部階段があり2フロア。
ダブルカーテンボックスの幅150
ユニットプラン
基準階
アティク
界壁

ベランダ:外に張り出した縁のことで、屋根のあるもの。雨でも洗濯物が干せます。

バルコニー:室外に張り出した屋根のない手すり付きの台。ほとんどが下の階の屋根の上の部分にあたります。

ルーフバルコニー:下の階の屋根を上階の庭として使うもの。バルコニーの広いもの。

テラス:建物の一階から突き出して作ってある床のこと。リビングやダイニングから、庭などに直接出られるようにした屋根のない屋スペースのことです。
石やコンクリートなどを床と同じ高さに張り出すように設置します。

ピロティー:建築用語では2階以上の建物において地上部分が柱(構造体)を残して外部空間とした建築形式、またはその構造体を指す。まれにその地上部分の構造体のみの空間自体を指すこともある。フランス語で「杭」の意味。

3.環境工学
自然換気:
風力、開口部の面積、圧力差の平方根に比例。
温度差、開口部の面積、給気口と排気口の高さの平方根と、温度差の平方根に比例。
必要換気量:30m3/h・一人当たり
第二種換気方式:手術室、正圧。

テクスチャーの硬柔感はひずみ量であらわされる。
明度・彩度・色相
エネルギー消費、給湯30%,冷暖房24%,キッチン9%
作用温度、効果温度(OT):気温と放射温度の平均から求められる。
PMV:予測平均温冷感申告、PMV:Predicted Mean Vote)とは、人間が感じる温冷感の指標である。これは、ファンガーが提唱した人の暑さ寒さの感覚を指標化した温熱指標のひとつで、近年、建築物の空調の制御指標をして空調システムに採用され始めています。
PMVは、暑くも寒くもない(熱的中立)状態で、大多数の人が感じる温冷感の平均の数値を理論的に予測したもので、「+3(暑い」、から「-3(寒い)」までの数値で表します。ISOではPMVの快適範囲を-0.5~+0.5と推奨しています。
次世代省エネルギー基準:断熱、日射遮蔽、気密、冷暖房負荷などの設定基準。地域の気候条件に基づいて区分され定められている。
ビル管理法:CO2濃度は1000ppm以下。CO濃度は10ppm以下。浮遊煤塵は0.15mg/m3以下。
ホルムアルデヒドの許容濃度は0.1mg/m3,0.08ppm以下。

透過音:遮音性能は入射音/透過音=100/1=100これをdb表示すると10倍で+10dbなので100=10の二乗なので+10+10=+20dbとなる。

4.構造と施工
小屋組、和小屋、小屋梁の上に束を立て、その上に母屋、垂木を設ける。
洋小屋、どちらも頂部に棟木が通る。
ツーバイフォー、鋸ひき乾燥後は38*89に断面細る。接合は針。プラットホームと呼ばれる2階の床を完成させた後に2階の壁を建てていく。
鉄骨は不燃材であるが、火災時に500度C以上になると強度が半減する。
RC造に比べて鉄骨造のほうが一般には剛性が小さいため地震には水平力の揺れが大きくなる。
木造階段、側桁階段、中桁階段、ささら桁階段。
木造軸組構造では、山形プレート、筋交いプレート、羽子板ボルトなどの金物が用いられる。
木造天井工事では、下地工事で野縁受けが使われる。
根がらみ貫
木造の基礎は、布基礎とべた基礎が一般的。
ガラリ戸:ルーバー状に板を取り付け通風、鎧戸ともいう。
舞良戸:まらいど:細い桟を一定の間隔で平行に取り付けた板戸。
在来工法の床下地は、必ず根太上で継ぐ。
コンクリートブロックの目地:覆輪目地:引込目地で表面が円弧状。
唐草瓦:軒瓦の一種で瓦頭に唐草模様がある。
床の間で本床の床框は黒の漆塗りが正式。
洋風の開き戸がつく木製建具枠の仕口:留め仕口
千切り:ちぎり:厚板の接合部に取り付けるリボン状の部材。
陸墨:りくずみ:高さ方向の基準線として壁面に引く水平の墨
働き幅:継ぎ手加工されている建材の仕上げて表れる部分の幅寸法。
プラスターボード:石膏ボードのこと、突付け、テーパーボードは下地ジョイント処理のパテを載せやすくするため。
ドリフトピン:鉄骨組立ての、部材接合部の穴を一致させるために用いるテーパー状のピン、整孔リベット栓ともいう。
見切り縁:仕上材が区切られるところを見切りといい、そこを収める細い部材の事を見切り縁。

5.表現技法
製図の給排水設備図の--|--|--は給湯配管
平行投影法-直角投影法-正投影法-第3角法、第1角法
                     |-軸測投影法-等角投影法(アイソメトリック)、不等角投影法(アクソノメトリック)
     |-斜投影法(カバリエ図、キャビネット図)
断熱材の表示記号
破談線
額縁
踏込み床
吊り束

6.色彩と造形
エコマークの色、ライトブルー

歌舞伎の舞台で使われる三色の引幕を定式幕
歌舞伎座で使用されている定式幕は、左から「黒」「柿色」「萌葱(もえぎ=濃い緑色)」となっています。ちなみに国立劇場では「黒」「萌葱」「柿色」の並び※、また中村座の「黒」「白」「柿色」は、平成中村座公演や中村勘三郎襲名披露興行で使用され、こちらもおなじみとなってきました。
写真は歌舞伎座の定式幕と国立劇場の定式幕。

日本色研配色体系(PCCS)配色コーディネートのためのシステム

マンセル表色系
HV/Cで表示、hue・value/chroma、色相明度/彩度、5R 4/14

色彩計画、基調色(ベースカラー)、配合色(アソートカラー)、強調色(アクセントカラー)
フラクタル:幾何学の概念。図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいう。シェルピンスキーのギャスケット、メンガーのスポンジ。

矛盾図形:ペンローズの三角形

多義図形:マッハの本、シュレーダーの階段

錯視図形:ルビンの壷

ギリシャ神殿:オーダーは柱の構成体系、基部の直径を1モデュルス、この単位でモジュラーコーディネーションしている。
黄金比:フィボナッチ数列:b:a=a:(a+b)となる比、b:a=1:1.618となる
模様:直線のみ、籠目
   三角形のみ、鱗形、麻の葉
   円弧のみ、七宝、青海波
   ジグザグ直線、松皮菱、雷文、まんじつなぎ

7.建築関連法規
木造住宅の内装制限、火を使う部屋は壁と天井を、準不燃材料で仕上げる。
在来工法の木造住宅で外壁モルタル塗り仕上げは、防火構造に当たる。
耐火構造:鉄筋コンクリート造、レンガ造。
準耐火構造:
防火構造:建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するために外壁又は軒裏に必要とされる防火性能を有する鉄網モルタル塗、しっくい塗等の構造のことで、国土交通大臣が定めたもの又は国土交通大臣の認定を受けたものをいいます。

不燃性能に関して政令で定める技術的水準に適合する建築材料には、
不燃材料:加熱開始後20分間は、燃焼しないことが必要である。
         コンクリート、レンガ、鉄鋼、ガラス、モルタル、漆喰
準不燃材料:通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間は、燃焼しないことが必要である。木毛セメント板15mm厚以上、石膏ボード9mm厚以上。
難燃材料:加熱開始後5分間は、燃焼しないことが必要である。石膏ボード7mm厚以上、難燃合板5.5mm以上。
住宅の天井の高さ:2100mm以上。
住宅性能表示

8.住宅設備
終日日射量:
Sトラップ:サイホン式トラップで一度に大量の水を流すと封水まで排水する現象のことを自己サイホン現象。自己サイフォン現象 : 洗面器などの大量に水をためて使用する器具で、器具・トラップ・排水管が連続したサイフォンとして働き、内部の水が排水されることがある。
毛管現象 : 内部に繊維状の物体が垂れ下がると、毛細管現象により内部の水が排水される。浴室の床用の排水孔では皮脂や石鹸等がトラップ内にこびりつきやすく、また目が行き届きにくい場所であるために毛髪が汚れに絡みついても気付かずに毛管現象により破封することがある。
水封部は排水そのものによって常に洗浄される(自己洗浄作用)点が大きな長所である。短所としては、Sトラップは自己サイフォン現象や毛細管現象(説明は下記)が発生しやすいこと、Uトラップは底部に沈殿物が溜まりやすいこと、管トラップそのものが他の器具トラップと比べて破封しやすいことなどが挙げられる。

9.材料
集成材:化粧用集成材、表面に薄い突き板(希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く(0.2mm~0.6mm[1])スライスしたもの。また、それをベースとなる合板に張り付けたもの。)
    構造用集成材
石膏ラスボード:ラスボードとは、塗壁の下地に使用される孔あき石膏ボードのことである。左官材の付着をよくするために孔があけられている。施工性、耐火性、遮音性に優れている。また吸湿性がよく外壁下地には用いられない。
小幅板:小幅板とは・・・厚さが3cm未満で、幅が12cm未満のものを「小幅板」という。主に木造住宅の、「貫」(真壁において柱と柱を連結する横材のこと)や、「長押」(なげし=鴨居の上などに化粧用として取り付けられる横木のこと)などに用いられる。
レディミクストコンクリート:(ready-mixed concrete) は、製造法によるコンクリートの種類で、工場で練り混ぜをしてから打設現場に運送するコンクリートである。
コンクリートのかぶり厚さ:コンクリートの表面から最も近い帯筋やあばら筋の外側までの距離。現在の建築基準法では、耐力壁や柱、梁のかぶり厚さは40mm以上、スラブは30mm以上と規定されています。

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