2010年5月31日月曜日

Google SketchUp 7・木工・継手をを3Dで作成してみる。

TIME:2010/05/31.18:00.
PLAN:書斎、Google SketchUp 7、3D-CAD、木工の継ぎ手作成。
PLACE:木工の継ぎ手を3Dで作成する。
1.目的:インテリアのデザインで必要な空間認識を養うために、3DデザインソフトのGoogle SketchUp 7を使って継ぎ手を作成してみる。竹中工務店の木工博物館にあった、木工継ぎ手の模型を3Dで作成してみる。
竹中大工道具博物館
http://kobe-mari.maxs.jp/kobe/takenaka.htm
ビデオライブラリーに「木を組む」5作品がある。
F1  腰掛大蟻継と研ぎ  5分
F2  腰掛鎌継  6分
F3  金輪継  5分
F4  台持継  6分
F5  京呂組  7分

2.家具の継手と仕口
継手:木材を長手方向に継ぎ足すこと。
はぎ手(矧手):板材などを横手方向に継ぎ足すこと。
仕口:木材を角度を持たせて継ぐ。
組手:箱を作るときのように板材を角度を持たせて継ぐ。

継手:スカーフジョイント、フィンガージョイント。

はぎ手(矧手)
(1)平矧ぎ(ひらはぎ)芋矧ぎ(いもはぎ)
一番多く見かけるもので、手間のかからない矧ぎ方である。
しかし、接着面が少ないという弱点があるため、材料によっては補強のため、太柄(だぼ)や合い釘などを入れることもある。
(2)実矧ぎ(さねはぎ)本実矧ぎ(ほんざねはぎ)とも呼ばれ、矧ぎ面を凸と凹に欠き取って接合する矧ぎ方である。
ここでいう実とは、凸の出っ張りの部分のことをいう。この凸凹を蟻型にしたものを蟻実矧ぎという。
(3)雇実矧ぎ(やといざねはぎ)
入れ実矧ぎ(いれさねはぎ)とも呼ばれる。矧ぎ面の両方とも凹と凹にして、別の実(さね)と呼ぶ薄い板を入れ込み接合する矧ぎ方である。
この矧ぎ方がもっとも精密にでき、しかも強固であると言われており、接合部も目立たない。
(4)相欠き矧ぎ(あいがきはぎ)
違い矧ぎとも呼ばれ、矧ぎ面の厚さを互いに上下を半分ずつ欠き取り、重ね合わせて接合する矧ぎ方である。
(5)だぼはぎ

仕口
かね継ぎ


留継ぎ
(1)蟻形筋交留接ぎ
留めの接合部に蟻形の桟を、接合面に直角に入れたもの。
また留めの端部を掘り込んで、三角形の平板を埋め込んだものは、筋交い留め接ぎと呼ばれる。
(2)千切留接ぎ
留めの接合部に、鼓形の千切り(ちきり)をはめ込んで、接合度を大きくしたもの。
千切りは、織り機の部品の一つで中央部がくびれた棒状のもので、鼓形だけでなくヒョウタン形のものなどが用いられる。
(3)挽込み留接ぎ
留めの端部を挽き込み、薄板を差し込んで接合を確実にしたもの。
外隅からでなく内隅から雇い核を差し込んだものは、雇い核留め接ぎと呼ばれる。
(4)留形隠し三枚接ぎ
留めの接合部の内隅に、切欠きと嵌め込みにより接合度を高めたもの。

相欠き接ぎ
(1)相欠き接ぎ
上端、下端を均等に相欠きし、掛け合わせたもの。
T字形の相欠きは平掛け相欠き接ぎと呼ばれる。
(2)留形相欠き接ぎ
相欠きの上端を留めにしたもので、表側から見ると留め接ぎになっている。
(3)蟻形相欠き接ぎ
平掛け相欠き接ぎの上端を蟻ほぞにして嵌め込んだもので、その分接合は確実なものになっている。
片側だけを蟻形にした片蟻形相欠き接ぎというものもある。
(4)たすき掛け相欠き接ぎ
上端と下端をたすき欠きにした、細工が細かい相欠き接ぎである。

ほぞ接ぎ
(1)片胴付き平ほぞ接ぎ
片胴付き平ほぞを差し込んだ、接合で厚さの違う部材を組み合わせるのに都合がよい、シンプルな接合である。
(2)二枚ほぞ接ぎ
二枚の平ほぞとほぞ穴による接合で、接合度も大きい。
(3)楔締めほぞ接ぎ
胴付きからほぞ穴が先に行くにしたがって、ややひらくようにして、通されたほぞ先の挽き込みに楔を打ち込んで、接合部を強固にしたもの。

組手
組継ぎには、二枚組継ぎ、五枚組継ぎ、刻み組継ぎ、蟻組継ぎ、包み蟻組継ぎ、隠し蟻組継ぎ、留め形隠し蟻組継ぎの順で高度となる。
(1)二枚組接ぎ
上端と下端を均等に切り欠き打ち付ける組接ぎ。
(2)三枚組接ぎ
板幅を三等分した組接ぎで、さらに板幅が大きいと、五枚組接ぎなど組む枚数を増やした組接ぎが用いられる。
(3)石畳組接ぎ
さらに枚数の多い組接ぎは、石畳組接ぎと呼ばれる。
(4)蟻組接ぎ (Dovetail joint)
組み口を蟻形にしたもので、当然ながら三枚以上の組接ぎからあり、蟻形三枚組接ぎ、蟻形五枚組接ぎ、、蟻形七枚組接ぎなどがある。
(5)だぼ立て追入れ接ぎ
平板の欠き溝に、組み合う板を差し込み、さらに追入れの木口にだぼを付け接合度を大きくしたもの。
(6)蟻形追入れ接ぎ(A sliding dovetail joint)
追入れ接ぎの溝と、追入れする木口を蟻形にした組接ぎで、だぼと違って上から落とし込むことができるので、中つなぎ材の接合などに使われる。

墨入れ
大工の世界で使われている尺杖(しゃくづえ)と同様な役割を果たすものを、家具の世界では盛付け棒や尺棒と呼んでいる。
盛付け棒には、ねじれや曲がりのない材を選ぶようにする。
盛付け棒の端部の四面に、高さ、奥行き、間口、仕口などの文字を書く。

2.SketchUPでエスキースに基づいて3Dでモデルを作成する。彩色する。



















































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