2013年3月8日金曜日

LDLコレステロール値が190mg/dl以上になった場合

2013/3/7
成人病検診 コレステロール値 LDL-C 190mg/dl

LDL-Cが199mg/dlになった。
医師からは薬を飲んでコントロールしたほうがいいとのアドバイスがあった。
2013/10/2に総合病院の生活習慣外来にて診察。一ヵ月後に再検査する。

まずLDL-Cのことについて調べた。
なぜ190mg以上になると薬を飲まないといけないのか。140mg以上は薬にて下げる。
 日常的な食事療法では困難。
薬でコントロールすることとにより副作用、原因が解消されるのか。

コレステロール
そもそもコレステロールは体を構成する細胞を包む細胞膜や各種ホルモン等の原料であり、体を維持するために必要なものです。
LDL-Cは肝臓から各細胞に血流に乗って運び出されるコレステロール。
HDL-Cは各細胞から血流に乗って回収され肝臓に戻されるコレステロール。
悪玉、善玉の名称は誤解を招くので使わないように。これらがバランスよく
循環する必要がある。

LDL値 = 総コレステロール値 − 総HDL値 − 中性脂肪値 の20%  LDL/HDL
140    = 220 - 65 - (120*0.2)   基準値 男性      60歳以上  2.1
182    = 256 - 57 - (51*0.2)     2013/10/2測定   63 3.2 =>精密検査 1ヶ月後再検査
168    = 283 - 55 - (66*0.2)     2013/8/19測定   63 2.9  
199    = 283 - 67 - (86*0.2)     2013/3/7測定     63 2.9
148    = 231 - 55 - (133*0.2)    2012/11/20測定 62 2.6
164    = 259 - 77 - (259*0.2)    2011/11/4 測定  61 2.1
165    = 248 - 72 - (75*0.2)     2010/11/22 測定 60 2.3
172    = 255 - 78 - (83*0.2)     2009/11/13 測定 59 2.2
120    = 181 - 56 - (56*0.2)     2008/11/28 測定 58 2.1
148    = 234 - 74 - (59*0.2)     2007/11/28 測定 57 2.0

123    = 212 - 79 - (51*0.2)     2002/03測定 薬やめる。 52 1.5
158    = 231 - 61 - (60*0.2)     2000/10測定 薬10mg毎日。 50 2.6

LDL/HDL=2.3が動脈硬化になる危険性が一番小さい。

このような背景から特に次の点に留意すべきである。コレステロール値とことなり中性脂肪値は直近の食物の摂取や内容により大きく変動する。そのため、血液検査前は最低8–12時間、完全に影響を排除するには 12–16時間の絶食が必要である。
臨床事例増加により分かったことは、直接 LDL と HDL の濃度とサイズとを測定する方法に比べて、総コレステロールと HDLコレステロールとを測定し式より導かれる値で LDL の決定する方法は実際に直接 LDL を測定する方法に比べLDL値が大きな値を推定することが示されている[26]

計算値で求めるLDL値は実際より大きな値が出る。
総コレステロール値と総HDL-C値は変動しないが、中性脂肪 

血中総コレステロールが 180–200mg/dL が最も死亡率が低下する。
高くても低くても死亡率がたかくなる。
総コレステロール値が240mg/dl以上は動脈硬化になりやすい。
(日本動脈硬化学会が「コンセンサス・カンファレンス」で基準値を220)

高コレステロール血症の診断基準
総コレステロールが220mg/dl以上 あるいは
LDLコレステロールが140mg/dl以上となっています。

動脈硬化の危険因子(肥満、糖尿病、高血圧、喫煙など)はすべてなし。

高LDLコレステロール血症の原因
生活習慣の乱れ
遺伝の影響
何らかの病気の影響

高LDLコレステロール血症の目標
LDL-Cを200mg/dlから-60下げることを目標とする、つまり140mg/dlにする。
これを2年かけて下げる計画を立てる。

高LDLコレステロール血症の対処
まず生活習慣の見直し。

食事療法、
過食を避ける
コレステロールが多い食品を控える
 卵黄、マヨネーズ、カステラ、レバー、チョコレート、ケーキ、300mg/日以下
糖分の多い食品は控える
飽和脂肪酸を少なくし、不飽和脂肪酸を摂る(魚油、オメガ3)
 バターよりマーガリン、サフラワー油、ごま油、アーモンド、P/S比の高い食品
食物繊維を積極的に摂る
抗酸化物質を含む食品を積極的に摂る

運動療法、
毎日8000歩以上歩く。

薬物療法
長期間のみ続けるので最後の手段。

コレステロールを減らす薬

薬剤の分類効果
スタチン系薬剤肝臓でのLDLコレステロール合成を抑制する
陰イオン交換樹脂胆汁酸とコレステロールが腸で吸収されるのを抑制する
コレステロール吸収機構阻害剤小腸からコレステロールが吸収されるのを阻害する

中性脂肪を減らす薬

薬剤の分類効果
フィブラート系薬剤中性脂肪が肝臓で作られるのを抑制する
ニコチン酸製剤中性脂肪の合成を抑え、HDLコレステロールを増やす
EPA中性脂肪が肝臓で作られるのを抑制する
薬の副作用


稀に肝障害や横紋筋融解症などの症状が現れる場合もあるので、注意が必要です。
副作用がある場合には、すぐに医師に相談しましょう。

横紋筋融解症とは?

コレステロールの薬の副作用の一つに筋肉障害がありますが、まれに横紋筋融解症が発症することがあります。
横紋筋が壊れてしまう病気です。
症状には、筋肉痛や筋力低下、赤褐色の尿が出る、マヒなどがあります。早期発見・早期治療が必要です。
副作用による筋肉障害に気付いたら、すぐに医師に相談するようにしましょう。


厚生労働省の「脂質異常症ホームページへようこそ」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kousi/
脂質異常症には、
(1)LDLコレステロールが多いタイプ(高LDLコレステロール血症)
(2)HDLコレステロールが低いタイプ(低HDLコレステロール血症)
(3)トリグリセライド(中性脂肪)が多いタイプ(高トリグリセライド血症)
従来高脂血症と呼ばれていたものは、現在脂質異常症と呼んでいます。
自分の脂質異常症は高LDLコレステロール血症に相当します。

糖尿病の食事療法の「糖質制限療法」について。
糖質制限療法は血糖値NGSPを下げる、ただしご飯の代わりに副食で蛋白質や脂肪を中心とした食事なので、ご飯中心の和食から欧米食なので食費は上昇し、コレステロール値も上がる。
自分の場合はNGSP=5.7なので糖質は制限はしなくてよい。砂糖は控えめにする必要があるが。もともとやせた体質なので、ご飯もパンも麺類もあまり食べられない。遺伝的には母方は糖尿病、父方は動脈溜。自分は高LDLコレステロールなので、脂質異常症の可能性のほうが高いと考えられる。父は甘いものが好きで、ケーキなどは高齢になっても好物だった。
医者から指導された、食事療法は
1.コレステロールをたくさん含む食品のとり過ぎを避ける。
 卵黄、マヨネーズ、カステラ、すじこ、かずのこ、レバー、いか、うに、うなぎ、えび
2.脂肪を減らす。
 霜降りの牛肉、豚肉を鶏肉のササミや魚類に替える。
3.バター、ラードなどをマーガリンや植物油に切り替える。
4.P/S比の高い食品を多くとる。
 サフラワー油、マーガリン、アーモンド、くるみ、ごま、とうふ、大豆、小麦粉
=>
簡単な様で、毎日の食事となると難しい。トーストにつけるのはマーガリンよりもバターの方がおいしいし、牛肉のほうが満足感もあるし。うなぎ、うになど高級食材といわれているもので食べたいものばかりでこれらの食欲をコントロールするにはかなりの精神力が試される。
まさに生活習慣病との闘いは、未病のうちに始まるのでかなり困難なものとなる。
理想の食事は、和食でご飯は1膳でよくかんでたべるバランスのよい食事ということになる。


1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    私は副作用で服薬を中止していましたが、再度、服薬治療が必要になりました。
    検索で偶然記事を読ませて頂き参考にさせて頂きました。有難うございました。

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