福祉用具 車いす 調整
ドイツ ottoobock M3 車いす 坐幅の調整方法
http://www.ottobock.co.jp
モジュラー型の車いすでは、折りたたみ式で唯一坐幅の調節ができる。
M3(エムスリー)
製品のポイント
- キャスターは、足漕ぎできるよう座面下のスペースを大きく取れる張出し式(オフセット)になっています。
- フットレストは、スイングアウト、イン、高さ調節、取外しが可能です。
- ユーザーの身体に合わせて、前座高、後座高、座奥行きの設定が可能です。
- 必要に応じ、車軸位置の変更ができます。
- アームレストはワンタッチでの高さ調節ができます。
- ブレーキ延長レバーは取外しが可能です。
- 転倒防止装置が標準装備されています。
- 身体に合わせて背張り調節ができます。
- オプションで、ワンタッチの背角度調節機能の取付けが可能です。
=>製品のポイントでは坐幅の記載がない。
仕様では
テクニカル・データ | |
座幅 | 35.5cm/38cm/40.5cm/43cm/45.5cm |
座奥行き | 34cm/37cm/40cm |
前座高 | 36.5cm-45.5cm キャスターなどのサイズによります。 |
後座高 | 35.5cm-49.5cm ホイールなどのサイズによります。 |
バックレストの高さ | 35cm/37.5cm/40cm/42.5cm |
重量 | 15.5kg から |
耐荷重 | 100kg |
キャスター | 5インチ、6インチ、7インチ、8インチ |
ホイール | 20インチ、22インチ、24インチ |
カラー | アイスブルーまたはシルバー |
=>坐幅が35.5cmから45.5cmと5サイズが記載されている。
つまり一台で35.5-45.5まで調節可能と理解していいのかどうかが判断できない。
坐奥行き、前座高、後座高は調整可能と記載されている。このことはマニュアルにも記載されている。さすがドイツ製品、うまく設計されているしモジュラー式の思想が取り入れられていると感心する。
この製品は折りたたみ可能でしかも坐幅が調整可能かどうかを調査する。
=>
クロスバーの上方に調整用の板ステーが左右に取り付けられている。
このステーの穴位置で36,40.5,43,45,48の穴刻印がある。
このM3はセンター位置で43のところでビス止めされていた。
この状態で折りたたみ可能。
坐幅は一番外側(シートの端の巻き込みポールのさらに外側)で43cm。
つまりこのステーの穴位置を調節することにより坐幅の広がりをこれ一台で36-48cmまで変更できそうである。
実際調節したわけではないが、構造上は可能なつくりになっている。
ただし坐幅を36cmにした場合はXの高さがすこし高くなるので、坐シートのたるみが発生すると思われるがどのように回避しているのかは不明。
また坐幅を48cmにした場合は、Xの高さを低くするので、坐シートはセンター位置よりたるみがない分パンパンに張っているため低くすることができないのではと懸念する。
別方法で坐シートの張りを調整する方法があるのかもしれないが、マニュアルには記載されていなかった。
ここのところの調整方法をご存知の方はぜひ教えていただけたらと思います。
20120905追記
当該商品の取扱説明書に坐幅の調整方法の記載があった。
クロスバーをはずして、指定寸法のクロスバーと交換する。従って坐幅は可変ではない。イニシャル固定坐幅である。
他の外国製のモジュラー車いすで坐幅が変更できるものは見当たらなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿