2010年6月16日水曜日

IC1次試験・技術編・木造建築・建築用語からでたことわざ


TIME:2010/06/16,16:30-21:00.
PLAN:資格試験、インテリアコーディネーター、1次試験、日本建築用語。
PLACE:日本の木造建築用語、ことわざ。

目的:インテリアコーディネーターの1次試験、技術編の試験問題のまとめ。

・卯達があがらない
【意味】地位、生活がよくならない。ぱっとしない。
【語源】
〈1〉卯達は屋根のついた小さな壁で隣家との境界に防火壁として取り付けたられたもの。卯達は大変高価だったので、後に自分の財力をアピールする装飾的意味合いが強くなり競い合うように造られるようになりました。ここから転じて出世しないという意味になったという説。
〈2〉柱の上にある屋根を支えるための横木(梁)と屋根の骨組みの一番高い所にある棟木の間に建てる柱を「うだち」と言い、この「うだち」が上から押さえつけられているように見えることから生まれたという説。
〈3〉掘り井戸などの周囲を石で積み上げる時、一番下の土台として組む枠を「うだつ」と言い、「うだつ」は年中下積みとなっていることからという説。
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/4/1/41ae30d8.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/4/1/41ae30d8-s.jpg" width="160" height="120" border="0" alt="kenchiku-rekishi-jp-jukyo-yougo-udatsu-1" hspace="5" class="pict"  /></a><br />
・几帳面。
【語源】
木材の細工法から生まれた言葉。
「几帳」とは、平安時代に使われた間仕切り用の布製の屏風のこと。
寝殿造りでは間仕切り壁がほとんどなく、御簾(みす)、壁代(かべしろ)などで小さなスペースに仕切っていました。そのさらに内側に立てられたのが「几帳」です。その「几帳」を支える細い柱は、角を面取りして鋭角に削り、その両側に刻みが入れてありました。この面取り法を「几帳面」といい、とりわけ正確な技術が必要とされたため、転じて今日のような意味になったそうです。
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/2/1/214c5956.gif" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/2/1/214c5956-s.gif" width="159" height="136" border="0" alt="kenchiku-rekishi-jp-jukyo-yougo-kichomen-1" hspace="5" class="pict"  /></a><a href="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/d/6/d643ebc5.jpg" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/yaooe/imgs/d/6/d643ebc5-s.jpg" width="159" height="106" border="0" alt="kenchiku-rekishi-jp-jukyo-yougo-kichomen-2" hspace="5" class="pict"  /></a><br />

・ひさしを貸して母屋を取られる。

・敷居が高い
内法もの、の一種・・・建具や障子の開け閉めの所の下部につく横木化粧材で、引き戸などには溝が付いているが、溝の無いものは無目、敷居と言う。
不義理などの負い目でその人の家に行きかねている当人の心理状態として、一跨ぎのはずの敷居が何とも高く感じられたり、敷居と鴨居の間が狭まって見えたり、門が通り難いほど狭く思えてしまう──そんな後ろめたいがために躊躇している様を言い表わす慣用語でしょう。

・羽目をはずす。
隙間なくきちんとならべて板をはることを「羽目」といいます。本来整然と並ぶ羽目をはずしてしまっては意味がなくなってしまいます。羽目を外すとは、調子に乗って度をはずすことをいいます。

・釘を刺す
あらかじめ念を押しておくこと。日本古来の木造建築は、釘や接合金物を使わず、仕口・継手だけで接合していましたが、後に念のために釘を打つようになったことからきています。

・束の間
【意味】わずか。ちょっと。
【語源】
束とは、一般的に、短い柱のことを言います。国語辞典には4本の指で握った長さとあります。これより、「わずか」「ちょっと」を表すようになりました。

・建前
【意味】表立った方針。
【語源】
家を建てる時、基礎の上に柱・梁・棟など主な骨格を組み立てる「上棟式」のことを大工さん達の間では「建前」と言います。そこで「建前」が済めば大体どんな家が建つのかわかるため、「建前」は表立った方針を意味するようになりました。

・叩き上げ
【意味】苦労を重ねて腕を磨き一人前になった人のこと。
【語源】
「三和土(タタキ)」を作る時、生半加な叩き方ではいい土間が完成しなかったことから生まれたそうです。

・いの一番
【意味】真っ先。一番目。最初。
【語源】
柱の番号が語源。昔、家の図面は板に書いていました。その時、柱の位置は点で示し、縦方向に「い、ろ、は、・・・」、横方向に「一、二、三、・・・」という風に「番付」と呼ぶ符合をつけていました。そして、一番最初に建てられたのが「いの一番」の柱だったことからこの言葉が生まれました。

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