福祉用具 リフト
移乗機器メーカー
スウェーデン ロメデイック社
選び方 |
1.ベッドを導入することが生活動作全般に大きな影響を与えること、 ベッドを使うことによる危険やベッドの占める面積なども考慮し、慎重に選択する。 2.ベッド選択のポイントとして、寝心地、離床(移乗)動作、生活(介護)動作のどの要素を重視するのか、目的を明確にする。 3.寝心地は、主としてマットレスの選択に影響する。固さの好み、寝返り動作などから選択する。 4.離床動作に関係するのは次の要素である。 1)寝返り補助にサイドレールを用いる場台は、その固定性。 2)起き上がり補助には、サイドレールや背上げ機構。 3)端座位を取るためには、背上げ・膝上げ連動機構は不向きである。 4)立ち上がり補助に介助バーが必要なときは、ベッドに適合するメーカーのオプション品の有無。 5.体格、寝返り・起き上がりなどの動作に合ったベッド幅、長さなど。 6.ベッドとともに使用する、テーブル、リフト、ポータブルトイレなどと動作が干渉しないかを確認する。主として、ベッド下スペース、介助バーの位置や高さ、マットレスの柔らかさなど。 |
使い方 |
1.ベッドの配置 ベッドは一度設置すると部屋の中での移動が困難である。左右どちらから乗り降りするか、ベッド上の介護に必要なスペースを考えて設置する。おおむねベッド側方から壁までは30~45cm程度、ヘッドボードもしくはフットボードから壁までは15cm前後、ベッドからいす移乗に関しては1m以上必要である。 2.寝返り 1)自力での寝返り動作は、体を横にずらして、寝返る方向のスペースを確保することが必要である。サイドレールや移動用バーにつかまっておこなう場合、寝返る側の肩を軸として体を回転させるか、反対側の手でサイドレールなどをつかむようにして行うと良い。 2)介助での寝返り動作は、肩と腰に介助者の手を当て、できるだけ同時に介助者側へ回転させるようにして寝返るようにする。 3.起き上がり 最初に両足を寝返る側の端に降ろして足の重さを利用して起き上がるか、片肘をついてから両足を降ろすと、大腿部の筋肉の緊張がゆるみ、さらに足の重さを利用して端座位をとりやすくなる。 4.背上げ 膝上げ機構を使い少し膝を上げ、その次に背上げ機構を使用するというように、交互にこれを繰り返して、少しずつ背上げ姿勢をとっていく。最終角度まで背上げを行った後で膝上げ角度を少し下げ、さらに介助で背中をベツドから起こし、背と腹部の圧迫を除去すると座位姿勢が楽になる。 5.端座位 端座位を安定させるために必要な条件として、(1)座面の高さ、(2)マットレスの硬さ、(3)支持物の有無、が挙げられる。 座面の高さは大腿部が均等にマットレスに接し、膝は90度より少し曲がり、足底部が床につく高さが適当である。マットレスは柔らかぎても硬すぎても不安定となる。 6.立ち上がり 立ち上がる時には、足を後ろに引き、体幹を前傾する姿勢をとることによって、体重が足部に移動し、立ち上がる準備状態ができる。 座位の重心位置を立位の重心位置に近づけ、下肢の筋カ低下を補うために、座面を高めに設定すると立ち上がりやすくなる。 7.移乗 移乗動作には、立位移乗、座位移乗、リフト移乗が考えられる。 1)立位移乗. 介助による立位移乗の場合、ベッド座面をやや高めに設定し、移動用バーなどを使用して座位姿勢を安定させる。介助者は、前方もしくは側方に位置し、重心移動しやずくなるように移動用バーや移乗対象物など支持物を目安につかまらせ、足部に十分体重がかかったのを確認してから介助し立ち上がらせる。 2)座位移乗 座位移乗には、二つの方法がある。一つはベッドの座面と移乗対象物の座面高をそろえて浅く座り、移動バーなどをつかんで臀部が浮く程度まで立ち上がり、座り直していくことで方向転換し乗り移る方法。二つ目は、スライディングボードを臀部と移乗対象物の問に敷き、移乗先に足を向け、ボードの上を滑らせる方法である。この場合は、移乗対象物側の座面高が低くなるようにベッドの高さを調節する。介助による座位移乗も、この二つの方法を介助する形で行なう。 立位・座位を問わず、移乗を安定させるベッドの要素は、高さ調整および背上げ機能、マツトレスの適度な硬さ、支持物としての移動バーが取り付けられることが挙げられる。 3)リフト移乗 リフトの項を参照。 |
介護給付 | 居宅介護 (ホームヘルプ) | 入浴、排せつなどの身体介護や食事などの家事援助など居宅での生活全般にわたる介護を提供。 |
重度訪問介護 | 重度の肢体不自由の方に対する居宅での入浴、排せつ、食事の介護のほか外出の際の移動中の介護など総合的な介護を提供。 | |
同行援護 | 同行援護とは、視覚障害により、移動に著しい困難を有する障がい者等に対し、外出時において、障がい者等に同行し、 移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護その他の便宜を供与することをいいます。 | |
行動援護 | 知的障害又は精神障害によって行動上著しい困難があるため常時介護が必要な方に対して、行動する際に生じる危険を回避するために必要な援助や外出の際の移動中の介護を提供 | |
療養介護 | 医療が必要な方に対して、病院などで日中に行われる機能訓練、療養上の管理、看護、医学的管理の下での介護や日常生活上の援助 | |
生活介護 | 障害者支援施設などの施設で日中に行われる入浴、排せつ、食事の介護や創作的活動、生活活動の機会提供などの援助 | |
児童ディサービス | 障害者に対する日常生活での基本的な動作の指導、集団生活への適応訓練などの援助 | |
短期入所 (ショートスティ) | 介護する方の病気などにより、短期間の入所が必要な方に対して、施設で行う入浴、排せつ、食事の介護を提供 | |
重度障害者包括支援 | 常に介護が必要な方に対する居宅介護その他の包括的な介護を提供 | |
ケアホーム (共同生活介護) | 入浴、排せつ、食事などの介護などグループホームで夜間に行われる介護を提供 | |
施設入所支援 | 施設に入所する方に対して、夜間に行われる入浴、排せつ、食事の介護を提供 | |
訓練等給付 | 自立訓練(機能訓練) | 身体機能のリハビリテーション、歩行訓練、家事等の訓練や日常生活上の相談支援等を提供 |
自立訓練(生活訓練) | 食事や家事等日常生活能力向上のための支援や日常生活上の相談支援等を提供 | |
就労移行支援 | 就労等を希望する障害者に対し、事業所におけ作業、企業における実習等、職場探しや就労後の職場定着の支援を行う | |
就労継続支援(A型) | 就労に必要な知識・能力の向上を図ることにより、就労が可能と認められる者に対し、事業所内において、雇用契約に基づく就労の機会の提供、一般就労への移行に向けた支援を行う | |
就労継続支援(B型) | 企業等や就労継続支援事業(雇用型)での就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難な者等に対し、就労の機会や生産活動の機会の提供を支援。 | |
共同生活援助 (グループホーム) | 就労し又は就労継続支援等の日中活動を利用している知的障害者・精神障害者に対し家事等の日常生活上の支援、相談支援等必要な支援等を実施。 |
日程 | 平成24年5月14日(月)~5月19日(土)(全6回) |
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会場 | 大阪府市民交流センターよどがわ 大阪府大阪市淀川区加島1-58-8 |
受講料 | 30,000円 |
募集定員 | 60名 |
お問い合わせ | 全国医療社会福祉教育協議会 お電話 078-242-2013 |
eラーニング科目 | 履修時間 | 集合研修科目 | 履修時間 | |
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福祉用具専門職の役割 | 1.5H | 最新情報【講義】 | 1.5H | |
福祉用具概論 | 1.5H | 相談援助のためのプランニングの実際【演習】 (旧福祉用具プランニングの実際) | 1.5H | |
福祉用具の情報提供・相談技術 | 1.5H | 相談援助のためのプランニング演習【演習】 (旧福祉用具プランニング演習) | 9.0H | |
相談援助のためのプランニングの理解 (旧福祉用具プランニングの理解) | 1.5H | 対人援助技術【演習】 | 3.0H | |
相談援助のためのプランニングの実際 (旧福祉用具プランニングの実際) | 1.5H | 職業倫理【演習】 | 1.5H | |
介護保険におけるケアマネジメント (旧ケアマネジメント概論) | 1.5H | 高齢者の身体特性【演習】 | 1.5H | |
対人援助技術 | 1.5H | ADLの理解と基本の動作【実技】 | 1.5H | |
職業倫理 | 1.5H | 起居関連用具【実技】 | 3.0H | |
認知症の理解 (旧認知症高齢者への対応) | 1.5H | 移乗関連用具【実技】 | 3.0H | |
福祉用具供給の業務 (旧福祉用具供給システム) | 3.0H | 移動関連用具(車いす/杖・歩行器)【実技】 | 3.0H | |
福祉用具供給に係わる法律関係 | 1.5H | 床ずれ防止関連用具【実技】 | 3.0H | |
介護保険制度と福祉用具 | 1.5H | 入浴関連用具【実技】 | 3.0H | |
福祉用具供給のリスクマネジメント | 1.5H | 排泄関連用具【実技】 | 3.0H | |
高齢者の身体特性 | 1.5H | 食事・更衣・整容関連用具【実技】 社会参加関連用具【実技】 コミュニケーション関連用具【実技】 | 1.5H | |
ADLの理解と基本の動作 | 1.5H | |||
起居関連用具 | 1.5H | |||
移乗関連用具 | 1.5H | 住宅改造各論Ⅰ【演習】 (旧住宅改造各論) | 9.0H | |
移動関連用具(車いす/杖・歩行器) | 3.0H | 構造とメンテナンス【実技】 | 3.0H | |
床ずれ防止関連用具 | 1.5H | 修了試験 | 1.5H | |
入浴関連用具 | 1.5H | 合 計 | 52.5H | |
排泄関連用具 | 1.5H | 総 合 計 | 100.5H | |
食事・更衣・整容関連用具 | 1.5H | |||
社会参加関連用具(自助具含む) | 1.5H | |||
コミュニケーション関連用具 | 1.5H | |||
住宅改造総論 | 7.5H | |||
構造とメンテナンス | 1.5H | |||
合 計 | 48.0H |